医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問16

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 医療用語及び医学・薬学の基礎知識 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から、誤っているものを選びなさい。
  • 浮腫とはむくみのことであり、その原因には過剰な運動や熱中症が挙げられる。
  • 失神とは脳への血流減少による意識消失のことをいう。
  • TDMとは、治療薬物モニタリングのことで、患者の薬物血中濃度を測定し、解析することで最適な用量、投与法を考慮することである。
  • 高齢者の転倒で多いのは大腿骨骨折であり、骨粗鬆症が関連しているため女性に多い。
  • ビスフォスフォネートとは骨粗鬆症の治療薬で、破骨細胞の活動を抑制する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.浮腫とはむくみのことで、心不全、ネフローゼ等が原因として挙げられます。

2.失神とは脳への血流減少による意識消失のことをいいます。

3.TDM(therapeutic drug monitoring)治療薬物モニタリングとは患者の薬物血中濃度を測定し、解析することで最適な用量、投与法を考慮することです。

4.高齢者の転倒で多いのは大腿骨骨折であり、骨粗鬆症が関連しているため女性に多いとされています。

5.ビスフォスフォネートとは骨粗鬆症やがんの骨転移の治療薬で、破骨細胞の活動を抑制することで骨折を予防します。

参考になった数4

02

医学知識に関する問題です。この問題で扱われている骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、いわゆる骨密度が下がり、骨がスカスカになる病気です。高齢の女性に多く、骨折しやすいため注意が必要です。身近な病気なので、しっかり覚えましょう。

選択肢1. 浮腫とはむくみのことであり、その原因には過剰な運動や熱中症が挙げられる。

誤りです。

浮腫はむくみのことです。

原因疾患として多いのは腎臓疾患です。老廃物を尿として排出できないために細胞と細胞の間に余分な水がたまることが考えられるからです。他にも、心不全、肝不全などが原因として考えられます。

選択肢2. 失神とは脳への血流減少による意識消失のことをいう。

正しいです。文のとおりです。

選択肢3. TDMとは、治療薬物モニタリングのことで、患者の薬物血中濃度を測定し、解析することで最適な用量、投与法を考慮することである。

正しいです。文のとおりです。

選択肢4. 高齢者の転倒で多いのは大腿骨骨折であり、骨粗鬆症が関連しているため女性に多い。

正しいです。文のとおりです。

特に大腿骨近位部でみられます。

選択肢5. ビスフォスフォネートとは骨粗鬆症の治療薬で、破骨細胞の活動を抑制する。

正しいです。

ビスフォスフォネート剤には、骨量を増やし、骨折を防ぐ働きがあります。

参考になった数3

03

医学用語はクラーク業務を行う上で正しく理解しておく必要があります。

分からない病名は調べていくようにしましょう。

選択肢1. 浮腫とはむくみのことであり、その原因には過剰な運動や熱中症が挙げられる。

誤りです。浮腫とはむくみのことです。

腎臓病や肝疾患、心疾患によるものや、薬剤性によるものもあります。

選択肢2. 失神とは脳への血流減少による意識消失のことをいう。

正しいです。

脳に届く血流が減少することにより起こる意識消失のことを失神と言います。

選択肢3. TDMとは、治療薬物モニタリングのことで、患者の薬物血中濃度を測定し、解析することで最適な用量、投与法を考慮することである。

正しいです。

Therapeutic Drug Monitoringの略で、「薬物血中濃度モニタリング」を意味します。

患者ごとに薬物血中濃度を測定し、一人ひとりに最適な投与を行うためのものです。

選択肢4. 高齢者の転倒で多いのは大腿骨骨折であり、骨粗鬆症が関連しているため女性に多い。

正しいです。高齢者の転倒による骨折は大腿骨骨折が多いです。

ホルモンの関係で閉経後に骨粗鬆症になりやすいのは女性であるため、骨折も男性よりも多くなります。

選択肢5. ビスフォスフォネートとは骨粗鬆症の治療薬で、破骨細胞の活動を抑制する。

正しいです。

ビスフォスフォネートは骨粗鬆症の治療薬で、破骨細胞の活動を抑えて、骨の吸収を抑えることで骨の強度を高める作用があります。

参考になった数0