医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問15

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 医療用語及び医学・薬学の基礎知識 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次の中から、誤っているものを選びなさい。
  • 尿素呼気試験とはピロリ菌感染を調べる方法である。
  • 強心薬であるジギタリス製剤は心不全の治療に用いられる。
  • 心大血管疾患とは心筋梗塞等の心疾患と大動脈瘤等の大血管疾患を含めた疾患のことである。
  • 不整脈の中で最も治療の緊急性が高い疾患は完全右脚ブロックである。
  • 呼吸困難とは息苦しさ、息が切れるといった自覚症状があることをいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

医学薬学に関する問題です。循環器系の問題が多く含まれています。心筋梗塞、心不全、狭心症、不整脈といったものは出題されやすいものなので、一緒に覚えておくことをお勧めします。

では、問題をみていきましょう。

選択肢1. 尿素呼気試験とはピロリ菌感染を調べる方法である。

正しいです。

どちらかというと感染があるかどうか最初に行う検査ではなく、

除菌後の確認として行われる場合が多いです。

選択肢2. 強心薬であるジギタリス製剤は心不全の治療に用いられる。

正しいです。

うっ血性心不全、心房細動などに使われます。

選択肢3. 心大血管疾患とは心筋梗塞等の心疾患と大動脈瘤等の大血管疾患を含めた疾患のことである。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢4. 不整脈の中で最も治療の緊急性が高い疾患は完全右脚ブロックである。

誤りです。緊急性が高いものは心室細動です。心停止につながります。

選択肢5. 呼吸困難とは息苦しさ、息が切れるといった自覚症状があることをいう。

正しいです。文のとおりです。

参考になった数3

02

正解は4です。

1.マーキングされた尿素を含んだ検査薬を飲み、尿素より分解された二酸化炭素を計測することでピロリ菌感染の有無を調べる方法です。

2.ジギタリス製剤は心筋の収縮力を強くすることで心不全の治療に用いられます。

3.心大血管疾患とは分類上、心疾患と大動脈瘤等の大血管疾患を含めた疾患のことです。

4.不整脈の中で最も治療の緊急性が高い疾患は心室細動です。 心停止の可能性が高いとされています。

5.呼吸困難とは息苦しさ、息が切れるといった自覚症状があることをいいます。

参考になった数2

03

レセプト作成においても、検査や投薬に対しての適応病名が正しいかどうかのチェックにも医学的知識は役立ちます。

積極的に覚えていきましょう。

選択肢1. 尿素呼気試験とはピロリ菌感染を調べる方法である。

正しいです。

選択肢2. 強心薬であるジギタリス製剤は心不全の治療に用いられる。

正しいです。

ジギタリス製剤は弱った心臓のポンプ機能を強める効果があるため、心疾患治療に使用されています。

選択肢3. 心大血管疾患とは心筋梗塞等の心疾患と大動脈瘤等の大血管疾患を含めた疾患のことである。

正しいです。心疾患および大血管疾患をあわせて心大血管疾患といいます。

選択肢4. 不整脈の中で最も治療の緊急性が高い疾患は完全右脚ブロックである。

誤りです。不正脈の中で最も緊急性の高いものは心房細動や心室細動と言われています。

完全右脚ブロックは、基礎疾患がない場合には特別な治療を必要としないことが多い不整脈となります。

選択肢5. 呼吸困難とは息苦しさ、息が切れるといった自覚症状があることをいう。

正しいです。

呼吸困難とは「息が切れたり息苦しさがある」などの、呼吸時の不快を自覚症状として感じている状態のことです。

参考になった数1