医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問139

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

医療事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 問139 (訂正依頼・報告はこちら)

次の手術に関する事柄のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 対称器官に対する手術は、点数表の手術名の後ろに(両側)の記載がなければ、片側につきの点数である。
  • 時間外に緊急に保存血液輸血を行った場合、時間外加算がとれるため、所定点数×1.4で計算する。
  • 虫垂切除術と盲腸縫縮術を同時に行っている場合、主たる手術の点数に従たる手術の100分の50を加算する。
  • 2月5日に食道・胃静脈瘤硬化療法を行い、その後必要を認め2月10日再び、同手術を行った。この場合、1回目、2回目の両方の手術料を算定できる。
  • 内視鏡的胃内異物摘出術の際、胃ファイバースコピーを行った。この場合、検査料と手術料の両方を算定する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

手術に関する問題です。

選択肢1. 対称器官に対する手術は、点数表の手術名の後ろに(両側)の記載がなければ、片側につきの点数である。

正しい記述です。

選択肢2. 時間外に緊急に保存血液輸血を行った場合、時間外加算がとれるため、所定点数×1.4で計算する。

誤りです。

輸血料は時間外等加算の対象外です。

選択肢3. 虫垂切除術と盲腸縫縮術を同時に行っている場合、主たる手術の点数に従たる手術の100分の50を加算する。

誤りです。

この場合、同一部位、同一皮切によるものなので、主たる手術の点数だけの算定です。

選択肢4. 2月5日に食道・胃静脈瘤硬化療法を行い、その後必要を認め2月10日再び、同手術を行った。この場合、1回目、2回目の両方の手術料を算定できる。

誤りです。

食道・胃静脈瘤硬化療法は一連につきで、初回から1週間以内に行われたものは算定できません。

選択肢5. 内視鏡的胃内異物摘出術の際、胃ファイバースコピーを行った。この場合、検査料と手術料の両方を算定する。

誤りです。

内視鏡を伴う手術の内視鏡検査の費用は算定できません。

参考になった数4

02

手術に関する問題です。

加算や併算定など複雑なルールも多いので、各項目だけでなく通則もよく理解しておきましょう。

また、手術料はひとつひとつの点数が高いため、算定漏れや算定誤りに気を付けましょう。

選択肢1. 対称器官に対する手術は、点数表の手術名の後ろに(両側)の記載がなければ、片側につきの点数である。

正しいです。記述のとおりです。手術の通則にて定められています。

選択肢2. 時間外に緊急に保存血液輸血を行った場合、時間外加算がとれるため、所定点数×1.4で計算する。

誤りです。輸血料は時間外加算の対象外となります。

選択肢3. 虫垂切除術と盲腸縫縮術を同時に行っている場合、主たる手術の点数に従たる手術の100分の50を加算する。

誤りです。

虫垂切除術(K718)と盲腸縫縮術(K733)は同一手術野であり、特例にも該当しないため、主たるものの点数のみの算定となります。

選択肢4. 2月5日に食道・胃静脈瘤硬化療法を行い、その後必要を認め2月10日再び、同手術を行った。この場合、1回目、2回目の両方の手術料を算定できる。

誤りです。食道・胃静脈瘤硬化療法(K533)は一連につきの算定となります。 

「一連」とは1週間を目安とするため、この場合は初回実施日のみの算定となります。

選択肢5. 内視鏡的胃内異物摘出術の際、胃ファイバースコピーを行った。この場合、検査料と手術料の両方を算定する。

誤りです。

内視鏡を用いる手術の場合、手術料と別に検査料の算定はできません。

参考になった数2

03

手術算定時の注意事項に関する問題です。

選択肢1. 対称器官に対する手術は、点数表の手術名の後ろに(両側)の記載がなければ、片側につきの点数である。

正しい記述です。

規定する場合を除き、片側ごとに算定ができます。

選択肢2. 時間外に緊急に保存血液輸血を行った場合、時間外加算がとれるため、所定点数×1.4で計算する。

誤りです。

輸血料は時間外加算が算定できません。

選択肢3. 虫垂切除術と盲腸縫縮術を同時に行っている場合、主たる手術の点数に従たる手術の100分の50を加算する。

誤りです。

この場合の同一部位、同一皮切の手術は、主たる手術の点数のみ算定できます。

ただし、特例で従たる手術の100分の50を加算できる場合があります。

選択肢4. 2月5日に食道・胃静脈瘤硬化療法を行い、その後必要を認め2月10日再び、同手術を行った。この場合、1回目、2回目の両方の手術料を算定できる。

誤りです。

初回手術から1週間以内に再手術を行っても、一連のものとして算定できません。

選択肢5. 内視鏡的胃内異物摘出術の際、胃ファイバースコピーを行った。この場合、検査料と手術料の両方を算定する。

誤りです。

内視鏡を用いて手術料を算定した場合は、内視鏡の検査料は算定できません。

参考になった数2