医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問147

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 医療保険制度等・公費負担医療制度の概要 問147 (訂正依頼・報告はこちら)

次のDPC制度に関する事柄のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • DPCでは1入院期間中に最も医療資源を投入したものについてコードを選び算定する。
  • DPC制度における診療報酬の算定では、入院料などの包括部分と手術などの出来高部分に分かれているが、医学管理は包括部分に該当する。
  • DPC導入病院であっても、臓器移植患者の入院に対してはこれを用いず、従来通りの出来高算定となる。
  • DPCの基礎となる点数は入院してから何日かによって3段階に分かれるが、入院期間Ⅰについては、25パーセンタイル値を導入している。
  • DPC導入病院は調査データを提出しなければならないが、このうち、Dファイルとは包括レセプト情報のことを指す。

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この過去問の解説 (3件)

01

DPC制度に関する問題です。

医学管理のうち、手術前医学管理料、手術後医学管理料は包括対象ですが、それ以外の医学管理は出来高に相当します。

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02

DPC制度に関する問題です。

患者さんから制度について説明を求められることもありますので、正しく説明できるようにしておきましょう。

包括対象の入院であっても、手術や処置の関係で出来高算定に変わることもあります。

仕組みをよく理解しておきましょう。

選択肢1. DPCでは1入院期間中に最も医療資源を投入したものについてコードを選び算定する。

正しいです。記述のとおりです。

選択肢2. DPC制度における診療報酬の算定では、入院料などの包括部分と手術などの出来高部分に分かれているが、医学管理は包括部分に該当する。

誤りです。

手術前医学管理料、手術後医学管理料は包括対象ですが、それ以外の医学管理料は出来高評価となります。

選択肢3. DPC導入病院であっても、臓器移植患者の入院に対してはこれを用いず、従来通りの出来高算定となる。

正しいです。臓器移植患者の入院は包括対象外となります。

選択肢4. DPCの基礎となる点数は入院してから何日かによって3段階に分かれるが、入院期間Ⅰについては、25パーセンタイル値を導入している。

正しいです。記述のとおりです。

選択肢5. DPC導入病院は調査データを提出しなければならないが、このうち、Dファイルとは包括レセプト情報のことを指す。

正しいです。記述のとおりです。

参考になった数2

03

DPC制度に関する問題です。

選択肢1. DPCでは1入院期間中に最も医療資源を投入したものについてコードを選び算定する。

正しい記述です。

「最も医療資源を投入したもの」とは、手術・投薬・看護状況など、入院期間全体をみて資源を最も投入したものです。

選択肢2. DPC制度における診療報酬の算定では、入院料などの包括部分と手術などの出来高部分に分かれているが、医学管理は包括部分に該当する。

誤りです。

DPC制度による診療報酬の算定では、医学管理料は包括対象外となっています。

よって、医学管理料は出来高で算定されます。

選択肢3. DPC導入病院であっても、臓器移植患者の入院に対してはこれを用いず、従来通りの出来高算定となる。

正しい記述です。

臓器移植を受ける治療はDPC対象外となります。

選択肢4. DPCの基礎となる点数は入院してから何日かによって3段階に分かれるが、入院期間Ⅰについては、25パーセンタイル値を導入している。

正しい記述です。

選択肢5. DPC導入病院は調査データを提出しなければならないが、このうち、Dファイルとは包括レセプト情報のことを指す。

正しい記述です。

似たようなもので「EFファイル」もあります。

「Dファイル」は全ての診療内容と点数がまとめられており、「EFファイル」は投薬に関する情報がまとめられています。

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