ITパスポートの過去問
平成27年度 秋期
テクノロジ系 問72

正解は3です。


a：過去のある期間は「売上」表の売上年月日を範囲指定して絞り込めば、抽出できます。
絞り込んだデータから顧客番号ごとに売上額を集計します。
集計結果が一定額以上のデータで絞り込めば、条件に一致する顧客番号を抽出できます。

顧客名で一覧を作成する場合は「売上」表と「顧客」表の顧客番号に外部キー制約がついているので、「顧客」表から顧客名を取得できます。


b：在庫切れを把握するためには、商品の個数を管理しなければなりません。
しかし、今回の表の中には個数に関する項目がないので、抽出できません。


c：直近1か月は現在日付を元に「売上」表の売上年月日を範囲指定して絞り込めば、抽出できます。
絞り込んだデータから商品番号ごとの売上額を集計します。
集計結果を売上額の高い順にソートすれば、直近1か月の商品別売上額ランキングを作成できます。

商品名で一覧を作成したい場合は「売上」表と「商品」表の商品番号に外部キー制約がついているので、「商品」表から商品名を取得できます。


以上より、これらの表から作成可能なデータはaとcになります。

正解：３

a）過去のある期間に一定額以上の売上があった顧客の一覧
　→売上及び顧客情報があるため、データは作成可能です。
b）前月に在庫切れがあった商品の一覧
　→在庫情報は保持していないためデータは作成できません。
c）直近１か月の商品別売上額ランキング
　→商品と売り上げ情報を保持していることからデータは作成可能です。

選択肢を一つずつ見ていきましょう。

a）過去のある期間に一定額以上の売上があった顧客の一覧
→売上表の顧客番号、売上年月日、売上額から抽出できます。


b）前月に在庫切れがあった商品の一覧
→在庫数を管理している表はないため、抽出できません。

c）直近1か月の商品別売上額ランキング
→売上表の商品番号、売上額から抽出できます。

よって、抽出可能なものはaとcであるため、正解は3です。