ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
マネジメント系 問48

ファシリティマネジメントは、アメリカで生まれた経営管理方式で、「企業・団体等が保有又は使用する全施設資産及びそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されています。

組織が所有する固定資産の全体としての有り方を最適な状態に保ち、コストを抑えかつ有効に活用することを目的としています。

設問の機密性を確保するための部屋を設置したり、無停電電源装置に接続することはファシリティマネジメントに該当します。

１．アセットマネジメントは、資産の管理・運用を行うことまたは代行する業務のことです。

２．環境マネジメントシステムは、企業活動における環境への影響に対する方針や目標を定め、環境保全に関する取組を進めるためのシステムです。

３．品質マネジメントシステムは、顧客や社会などが求める製品・サービスを供給するため、品質を管理・監督すること仕組みのことです。

４．正しい。

以下、選択肢を確認します。

1 . 不正解です。アセットマネジメントとは、投資用資産の管理を行うこと又は、代行して行うことです。

2 . 不正解です。環境マネジメントシステムとは、企業や団体等が環境への方針、目的・目標等を設定し、その達成に向けた取組をするためシステムです。

3 . 不正解です。品質マネジメントシステムとは、製造物や提供されるサービスの品質を管理するシステムです。

4 . 正解です。ファシリティマネジメントとは、プロジェクトルームの入退室ルールや、サーバに関する管理を行うことです。

プロジェクトルームの入退室ルールや、サーバに関する管理を行うのは、ファシリティマネジメントです。

ファシリティマネジメントとは、企業が保有する全資産および利用環境を管理することです。

よって、４が正解です。

他の選択肢も押さえておきましょう

１．アセットマネジメントとは、資産を管理することです。

２．環境マネジメントシステムとは、企業が提供するサービスによって生じる環境への変化を管理することです。

３．品質マネジメントシステムとは、企業が提供するサービスの品質を管理することです。