ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
テクノロジ系 問95

データベースの、結合、選択、射影について押さえておきましょう。

結合とは異なる２つの表を１つの表にまとめることです。
選択とは１つの表から任意の行のすべての列を取り出すことです。
射影とは１つの表から任意の列のすべての行を取り出すことです。

問題文の例では表１と表２を結合して、品名・価格・棚番号のみを射影しています。

よって、結合と射影が正解です。

それぞれの操作は、次のとおりです。
結合とは、複数の表を共通する属性で結合して1つの表にする操作です。

射影とは、指定された列を抽出する操作です。

選択とは、指定された行を抽出する操作です。

表3は、結合と射影を使っています。
表1から品名と価格、表2からは棚番号が使用されています。
さらに表を結合した後、必要な列だけを抽出ているといえます。

したがって、2の結合、射影が正解となります。

本設問は、『表1と表2』をもとに、『表3が得られた』までに『行った操作』を選択肢から選ぶ問題です。


先に選択肢を見ると、「結合」「選択」「射影」と言う三つの語句が並んでいます。
それぞれ専門的な言葉のため、知識問題と言うことができます。


「結合」とは、いくつかの表を共通の要素で一つの表にまとめることを言います。

「選択」とは、指定業を抽出する作業を言います。

「射影」とは、指定列を抽出する作業を言います。


これを踏まえて、設問の『表3』を見ると、『表1』と『表3』の要素が合わさって作られていることから、「結合」が行われたと考えられます。

続いて、品名と価格を抽出する作業を行ったと推測できますが、この時の名称が「射影（指定列が抽出されている）」ことに気付くことが重要です。



従って、正解は選択肢2.の『結合、射影』と言えます。