ITパスポートの過去問
平成29年度 秋期
テクノロジ系 問76

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問題

平成29年度 秋期 ITパスポート試験 テクノロジ系 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

データベースの処理に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

データベースに対する処理の一貫性を保証するために、関連する一連の処理を一つの単位にまとめて処理することを[ a ]といい、[ a ]が正常に終了しなかった場合に備えて[ b ]にデータの更新履歴を取っている。
  • [ a ]正規化 [ b ]バックアップファイル
  • [ a ]正規化 [ b ]ログファイル
  • [ a ]トランザクション処理 [ b ]バックアップファイル
  • [ a ]トランザクション処理 [ b ]ログファイル

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この過去問の解説 (3件)

01

データベースに対する処理の一貫性を保証するために、関連する一連の処理を一つの単位にまとめて処理することを「トランザクション処理」といいます。

また、「トランザクション処理」が正常に終了しなかった場合に備えて「ログファイル」にデータの更新履歴を取っている。

よって、aはトランザクション処理、bはログファイルになり、選択肢4が正解です。

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02

正解は4です。
トランザクションとはデータベースの整合性を保つために、変更処理を一つの処理にまとめたものです。

【トランザクション処理の例】

以下のテーブルの場合を考えます。
在庫テーブル :商品の在庫数を持つ
販売数テーブル:商品の販売数を持つ

在庫が10本であるニンジンが2本売れた場合、以下のように更新されます。

在庫テーブル    販売数テーブル
┗ニンジン:10本  ┗ニンジン:0本
        ↓
在庫テーブル    販売数テーブル
┗ニンジン:8本   ┗ニンジン:2本

しかし、在庫テーブルの更新に失敗してしまうと以下のように実際の数と矛盾が生じてしまいます。

在庫テーブル    販売数テーブル
┗ニンジン:10本  ┗ニンジン:0本
        ↓
在庫テーブル    販売数テーブル
┗ニンジン:10本  ┗ニンジン:2本

実際のニンジンの数は10本だが、データベース上12本になってしまう。

このようなデータの矛盾を防ぐために、在庫テーブルと販売数テーブルの更新をトランザクションという一つの処理にまとめます。
ひとまとめにすることで片方のテーブルの更新に失敗した場合に、
両方のテーブルの更新を取り消して更新前の状態に戻すことができます。
更新前の状態に戻すためにログファイルと呼ばれるファイルに更新履歴を記録、保持しています。

尚、正規化はデータベースの設計時に行い、データベース内の重複した情報を削除する作業です。

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03

「正規化」は、データの矛盾や重複を排除して、データの維持管理を容易にする操作を言います。

「トランザクション」は、データベースを更新する際などの一連の作業をひとまとまりにしたもので、複数件のデータの更新があった場合に、途中のデータ操作の段階で確定していくのではなく、最後のデータ操作をもって確定させる仕組みを言います。

「バックアップファイル」は、ファイルそのものを残しておくことを言います。

「ログファイル」は、記録(ログ)を行うファイルを言います。


上記を文章にあてはめて考えると「[ a ]トランザクション処理 [ b ]ログファイル」が正解となります。
よって答えは4になります。

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