ITパスポートの過去問 平成30年度 春期 テクノロジ系 問80

稼働率0.9の装置を2台直列に接続したシステムの稼働率は、
0.9 × 0.9 = 0.81
となります。

3台直列に接続したときのシステムの稼働率は、
0.9 × 0.9 × 0.9 = 0.729

よって、稼働率が0.81から0.73に10%下がるので、３が正解です。

システムは並列に接続した場合、片方に障害が発生しても、縮退運用が可能となり稼働率は上がります。しかし、直列に接続した場合は、いずれかに障害が発生すると継続不可能となる為、全体としてのシステム稼働率は下がります。

当初の2台だった場合、それぞれの稼働率から

０．９×０．９ = ０．８１

3台になると

０．９×０．９×０．９＝ ０．７２９

稼働率の差は

０．７２９ / ０．８１ = ０．９　で１０％のダウンとなります。

したがって、１０％下がる、3が正解です。

直列の場合、どれか一つでも装置が故障したらシステム全体は動かなくなってしまいます。
（すべての装置が稼働して初めてシステムが動きます）
そのためシステム全体の稼働率は全ての装置の稼働率を掛け合わせた値になります。
2台の場合の稼働率は以下の通りです。
0.9 × 0.9 ＝ 0.81
同じ稼働率の装置をもう一台直列でつなげた場合、稼働率は以下のようになります。
0.9 × 0.9 × 0.9 ＝ 0.81 × 0.9 ＝ 0.81 × (1-0.1) ＝ 0.729
（元の稼働率より10%下がった値となります）
１．不正解です。
２．不正解です。
３．正解です。
４．不正解です。