ITパスポートの過去問
平成30年度 春期
テクノロジ系 問81

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問題

平成30年度 春期 ITパスポート試験 テクノロジ系 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

顧客と住所、商品名と単価、顧客が注文した商品の個数と注文した日付を関係データベースで管理したい。正規化された表として、適切なものはどれか。ここで、下線は主キーを表し、顧客名や商品名には、それぞれ同一のものがあるとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

正規化とはデータの重複がなくなるようにデータの関係を整理し、データが一意に定まるようにすることです。
1.正解です。

2.不正解です。
顧客テーブルの顧客名、注文テーブルの顧客名が重複しています。
また、商品テーブルの商品名と注文テーブルの商品名が重複しています。

3.不正解です。
顧客テーブルの顧客名、注文テーブルの顧客名が重複しています。

4.不正解です。
注文テーブルの顧客名からでは顧客が一意に定まりません。
同姓同名の顧客を分けられないためです。

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02

正規化の条件とは以下の3つです。
 ・繰り返し項目がない
 ・部分関数従属がない
 ・推移的関数従属がない

選択肢を具体的に見ていきましょう。

1.顧客、商品、注文のいずれも従属性がなく、それぞれのテーブルから参照する情報を一意に特定できます。
よって、正解です。

2.注文テーブルからは顧客名と商品名を参照しています。
しかし、顧客テーブルや商品テーブルの主キーは各番号です。
このため、顧客名や商品名が同じ商品があった場合、これらの情報から顧客や商品の情報を一意に特定できません。
よって、誤りです。

3.2と同様に名称からでは顧客情報や商品情報を一意に特定できないため、誤りです。

4.2と同様に顧客名からでは顧客情報を一意に特定できないため、誤りです。

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03

正規化とは、データの重複を排除し、データ更新時の矛盾発生を防ぐために行うデータ構造の整理です。

1.顧客の顧客番号、商品の商品番号、注文の注文番号を各エンティティの主キーとし、それぞれの属性も、正しく整理しています。
注文と顧客、商品は主キーでの関係づけられており、正しいリレーションです。注文には、単価は持たず、個数のみで、関数従属項目もありません。 正しい正規化です。

2.顧客、商品は正しく整理されていますが、注文に顧客名、商品名が重複しており正しくありません。

3.顧客名が重複しており、また、商品がエンティティになっておらず正しくありません。また、商品の変更時も多数の変更を必要とします。

4.顧客が正しくエンティティ化されていない為、正しくありません。また、同一顧客の注文する場合には、顧客管理が煩雑になります。

したがって、1が正解です。

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