ITパスポートの過去問
令和元年度 秋期
テクノロジ系 問79

電子メールアドレスにおいて、「To」「Cc」「Bcc」には、それぞれ以下のような意味があります。

To：宛先のことです。メールを受信した全ユーザーは、Toに設定した宛先を確認することが出来ます。

Cc：カーボンコピーと読みます。複写したメールを送付する、という意味で、主に情報共有等の目的で送付したい宛先を入力します。ここに記載されたアドレスも、メールを受信した全てのユーザーから確認可能です。

Bcc：ブラインドカーボンコピーと読みます。Bccに入力されたアドレスは、Bccに入力された受信者にのみ表示されます。（Bccに入力された、他の受信者のアドレスは表示されません）。ToやCcの受信ユーザーに周知したくないアドレスへ送付する際や、受信者同士が相互に面識がなく、アドレスを共有することを避けたい場合などに利用されます。


上記から、受信者のうち受信アドレスがすべて確認できるは、Bccに入力されたユーザーが1人だった時に限り、Bccに入力されたユーザーのみ、ということになります。
したがって、4が正解です。

電子メールの宛名のうち「Bcc」に設定されたアドレスは、「To」及び「Cc」のアドレスに対しては、通知されません。
したがって、Rさんに宛てられた事実は、Rさんにしかわかりません。

したがって、4が正解です。

メール送信において、「To」は通常の宛先をさします。誰からもこの宛先は見ることができます。
「Cc」はカーボンコピー（Carbon Copy）の略で、内容を見ておいてほしい人を指定します。Ccに指定された場合は、返信の必要はありません。「To」と同じく、誰からもこの宛先は見ることができます。
「Bcc」はブラインドカーボンコピー（Blind Carbon Copy）の略で、ここに指定された人は、Toの人もCcの人も誰が指定されているかはわかりません。一斉送信などで送ったことを隠したい宛先として使用します。

今回、PさんとQさんは、BccにいるRさんの存在を見ることはできません。逆にRさんは全部の宛先を見ることができます。

よって答えは４のRさんになります。