ITパスポートの過去問
令和3年度
テクノロジ系 問74

流れ図Ｘにおいて、ｋの初期値が１、増分値が１、終値が３の場合で、その処理結果が、１→３→７→13とあることから、ｉ＝１でｋ＝１の時は、２ｉ＋ｋもｉ＋２ｋもどちらも３になります。

次のループでは、ｉ＝３、ｋ＝２になり、その場合の演算結果が７でないといけないため、それぞれの式に当てはめると

　２ｉ＋ｋ＝２×３＋２＝８

　ｉ＋２ｋ＝３＋２×２＝７

となり、ｉ＋２ｋが正解ということがわかります。

次に流れ図Ｙにおいて、ｉ＋２ｋでの演算結果が、１→５→13→25となる条件を考えます。

ｋの初期値が１の場合、ｉ＋２ｋ＝１＋２×１＝３　で演算結果が３になり間違いです。

ｋの初期値が２の場合、ｉ＋２ｋ＝１＋２×２＝５　で演算結果が５になり正解です。

よって、４が正解です。

4が正解です。すべてi = 1から始まり処理を行うたびに以下のようになります。

1 )　不正解です。

流れ図X
1回目i = 2 + 1 = 3
2回目i = 6 + 2 = 8
3回目i = 16 + 3 = 19

流れ図Y
1回目i = 2 + 1 = 3
2回目i = 6 + 4 = 10
3回目i = 20 + 7 = 27

2 )　不正解です。

流れ図X
1回目i = 2 + 1 = 3
2回目i = 6 + 2 = 8
3回目i = 16 + 3 = 19

流れ図Y
1回目i = 2 + 2 = 4
2回目i = 8 + 4 = 12
3回目i = 24 + 6 = 30

3 )　不正解です。

流れ図X
1回目i = 1 + 2 = 3
2回目i = 3 + 4 = 7
3回目i = 7 + 6 = 13
流れ図Y
1回目i = 1 + 2 = 3
2回目i = 3 + 8 = 11
3回目i = 11 + 14 = 25

4 )　正解です。

流れ図X
1回目i = 1 + 2 = 3
2回目i = 3 + 4 = 7
3回目i = 7 + 6 = 13

流れ図Y
1回目i = 1 + 4 = 5
2回目i = 5 + 8 = 13
3回目i = 13 + 12 = 25

流れ図Xでは、iが1→3→7→13と変化します。

一番初めにiに１が格納されますので、次は３になるような式が必要です。

ｋは初めの値は１ですので、2i＋kは３となり、i＋2kも３となるため選択肢の絞り込みはできません。

次に、iが７となるような式が必要です。

iは３、kは２ですので、2i＋kは８となり、i＋2kは７となります。

よって、aはi＋２kが正しいです。

流れ図Yでは、iが1→5→13→25と変化します。

一番初めにiに1が格納されますので、次は5になるようなkの値が必要です。

次のiを求める式は、i＋２kですので、5になるためには、kの初期値は2です。

よって、aはi＋２k、bはｋの初期値が２となっているk:２，２，６が正しいです。