ITパスポートの過去問
令和6年度
テクノロジ系 問12

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問題

令和6年度 ITパスポート試験 テクノロジ系 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す2台のWebサーバと1台のデータベースサーバから成るWebシステムがある。Webサーバの稼働率はともに0.8とし、データベースサーバの稼働率は0.9とすると、このシステムの小数第3位を四捨五入した稼働率は幾らか。ここで、2台のWebサーバのうち少なくとも1台が稼働していて、かつ、データベースサーバが稼働していれば、システムとしては稼働しているとみなす。また、それぞれのサーバはランダムに故障が起こるものとする。
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  • 0.04
  • 0.58
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この過去問の解説 (3件)

01

稼働率とは、システムが稼働している確率のことです。

システム全体の稼働率は接続方法によって計算方法が異なります。

 

直列接続とは、接続されている機器全体が稼働している必要がある接続方法です。

稼働率は稼働率A×稼働率Bで計算します。

 

並列接続とは、接続されている機器のいずれかが稼働している必要がある接続方法です。

稼働率は1-(1-稼働率A)(1-稼働率B)で計算します。

 

図の場合、Webサーバ2台の接続は並列接続

2台のWebサーバとデータベースサーバ間の接続は直列接続です。

 

まず、Webサーバ2台間の稼働率を計算します。

Webサーバの稼働率はともに0.8なので、

1-(1-0.8)(1-0.8) = 1-0.2×0.2 = 1-0.04 = 0.96

 

次に2台のWebサーバとデータベースサーバ間の稼働率を計算します。

Webサーバ2台間の稼働率は0.96

データベースサーバの稼働率は0.9なので、

0.96×0.9 = 0.864

 

システム全体の稼働率は0.864で、小数第3位を四捨五入するので、正解は「0.86」です。

選択肢1. 0.04

不正解です。

選択肢2. 0.58

不正解です。

選択肢3. 0.86

正解です。

選択肢4. 0.96

Webサーバ2台間の稼働率なので、不正解です。

参考になった数5

02

システムの稼働率を計算するために、以下の手順で進めます。

前提条件

Webサーバの稼働率: 0.8(2台とも同じ)

データベースサーバの稼働率: 0.9

システムが稼働している条件:

2台のWebサーバのうち少なくとも1台が稼働

データベースサーバが稼働

選択肢3. 0.86

ステップ 1: 2台のWebサーバの稼働率

まず、少なくとも1台のWebサーバが稼働している確率を計算します。

両方のWebサーバが故障している確率:

P(両方故障)=(1−0.8)×(1−0.8)=0.2×0.2=0.04

少なくとも1台のWebサーバが稼働している確率:

P(少なくとも1台稼働)=1−P(両方故障)=1−0.04=0.96

 

ステップ 2: システム全体の稼働率

次に、システム全体の稼働率は、少なくとも1台のWebサーバが稼働している確率とデータベースサーバが稼働している確率の積で計算します。

P(システム稼働)=P(少なくとも1台稼働)×P(データベース稼働)=0.96×0.9 P(システム稼働)=0.864

 

結果の四捨五入

小数第3位を四捨五入すると、0.864 になります。

 

したがって、選択肢の中で正しいのは 0.86 です。

 

参考になった数1

03

この問題を解くポイントは、システム全体の稼働率を計算する方法を理解することです。システムは2台のWebサーバと1台のデータベースサーバで構成され、稼働率の計算には「少なくとも1台のWebサーバが稼働している」場合の確率を求め、その後にデータベースサーバの稼働率を考慮して全体の稼働率を計算します。

選択肢1. 0.04

不正解です。

選択肢2. 0.58

不正解です。

選択肢3. 0.86

正解です。

選択肢4. 0.96

不正解です。

まとめ

システム全体の稼働率の計算

システム全体が稼働する条件は、「少なくとも1台のWebサーバが稼働している」かつ「データベースサーバが稼働している」場合です。

したがって、システム全体の稼働率は次のように計算されます。

システム全体の稼働率 = Webサーバの稼働率(0.96) × データベースサーバの稼働率(0.9) = 0.96 × 0.9 = 0.864

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