運行管理者(貨物)の過去問
平成26年度 第2回
労働基準法関係 問33

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問題

平成26年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 労働基準法関係 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

貨物自動車運送事業の「 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準 」等に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1正
8時間の休息を与える事が困難な場合、
一定期間における全勤務回数の2分の1の回数を限度として、
休息期間を拘束時間の途中及び拘束時間が経過した直後に分割して与えられます。
ただし、この分割された休息期間は1日に1回あたり継続4時間以上であり、
合計で10時間以上でなければなりません。

2誤
2週間及び1ヶ月以上6カ月以内ではなく、
2週間及び1ヶ月以上3カ月以内です。

3正
記述の通りです。
数字を差し替えられて出題されることがありますので注意しましょう。

4正
「努める」ので努力義務に留まります。

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02

厚生労働省労働基準局より、トラック運転者の労働条件の改善を図るため、労働大臣告示「自動車運転者の労働時間等の 改善のための基準」(改善基準告示)が策定されています。 参照

(ポイント)
1:拘束時間・休息期間
2:拘束時間の限度=休息期間の確保
3:運転時間の限度
4:時間外労働及び休日労働の限度
5:特例

設問2の誤りについて:労使当事者は、時間外労働協定においてトラック運転者に係る一定期間についての延長期間について協定するに当たっては、当該一定期間は、2週間及び1ヵ月以上6ヵ月以内の一定の期間とするものとする。

当該一定期間は、2週間及び1ヵ月以上6ヵ月以内ではなく、2週間及び1ヵ月以上3ヵ月以内です。

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03

②が解答となります

1 .使用者は、貨物自動車運送事業に従事する自動車運転者( 以下「トラック運転者 」という。)の休息期間については、勤務終了後、継続8時間以上与えなければならない。ただし、業務の必要上、勤務の終了後継続8時間以上の休息期間を与えることが困難な場合には、厚生労働省労働基準局長の定めるところによることができる。

→正しいです。

 【休息期間

  ・原則としては勤務終了後連続8時間以上

 

 【休息期間の分割】 

  ※連続8時間以上与えられない場合は、分割して取得することが可能です。

   一定期間(2週~4週間程度)における全勤務回数の2分の1回まで

   を限度とし、1日当たり4時間以上、合計10時間以上与えなければ

   ならないとされています。 

2 .労使当事者は、時間外労働協定においてトラック運転者に係る一定期間についての延長期間について協定するに当たっては、当該一定期間は、2週間及び1ヵ月以上6ヵ月以内の一定の期間とするものとする。

→青字部分に誤りがあります。

 一定期間に誤りがあり、正しくは「2週間および1ヶ月以上3カ月以内

 となっております。

 ※この数字部分もよく出題されるため、正しく覚えておくことがポイント

  となります。

 

3 .業務の必要上やむを得ずトラック運転者を隔日勤務に就かせる場合は、厚生労働省労働基準局長の定めにより、2暦日における拘束時間は21時間を超えてはならない。ただし、事業場内仮眠施設又は使用者が確保した同種の施設において、夜間に4時間以上の仮眠時間を与える場合には、2週間について3回を限度に、この2暦日における拘束時間を24時間まで延長することができる。この場合においても、2週間における総拘束時間は126時間( 21時間×6勤務 )を超えることはできない。また、勤務終了後、継続20時間以上の休息期間を与えなければならない。

→正しいです。

 【隔日勤務における特例】としてまとめると

 ・2暦日(暦で定められる日)における拘束時間は21時間以内

 ・勤務終了後に20時間以上の休息期間を与えなければならない

 【例外】

 ・事業所内仮眠施設等において、夜間4時間以上の仮眠時間がある場合

  →2暦日の拘束時間が24時間までとなる(2週間について3回まで

 

 ・2週間における拘束時間は126時間以内 

4 .使用者は、トラック運転者の休息期間については、当該トラック運転者の住所地における休息期間それ以外の場所における休息期間より長くなるように努めるものとする。

→正しいです。

 【休息期間】とは業務を離れて自宅で休んだり、プライベートの時間を過ごす

 ためのものです。

 運転者は不規則な勤務形態になりがちな職業となりますが、求められるのは

 住所地における休息期間(自宅等) > それ以外の場所

                    (トラック車内や配送途中のSA等)

 という形が理想となります。

 

 心身の健康を保つためにも、自宅でゆっくりと休める環境を作っていくことも

 大切となります。 

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