運行管理者(貨物)の過去問
平成26年度 第2回
実務上の知識及び能力 問42
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問題
平成26年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関する次の文中、Cに入るべき字句を下の枠内の選択肢( 1~6 )から選びなさい。
( C )とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
( C )とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
- ベーパー・ロック現象
- ウェット・スキッド現象
- スタンディング・ウェーブ現象
- クリープ現象
- フェード現象
- ハイドロプレーニング現象
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この過去問の解説 (3件)
01
[ハイドロプレーニング現象]とは、路面が水でおおわれているときに高速で走行するとタイヤの排水作用が悪くなり、水上を滑走する状態になって操縦不能になることをいう。これを防ぐため、スピードを抑えた走行やタイヤの空気圧が適当であることを、日常点検で確認するよう運転者に対し指導する必要がある。
[スタンディング・ウェーブ現象]とは、タイヤの空気圧不足で高速走行したとき、タイヤに波打ち現象が生じ、セパレーション(剥離)やコード切れ等が発生することをいう。これを防ぐため、タイヤの空気圧が適当であることを、日常点検で確認するよう運転者に対し指導する必要がある。
[ベーパー・ロック現象]とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
[フェード現象]とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングが摩擦のため過熱することにより、ドラムとライニングの間の摩擦力が低下し、ブレーキの効きが悪くなることをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
[ウェット・スキッド現象]
雨の降り始めに、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、摩擦係数が低下して生じるスキッド(急ブレーキをかけたときのスリップ)の現象をいいます。
防止のポイントは雨の降り始めには速度を落とし、不用意に急ハンドルや急ブレーキを踏まないようにする。
[クリープ現象]
アクセルを踏んでいなくても、ブレーキから足を離すと車両が動く現象のことを言います。この現象はAT車(オートマ)にのみ現れ、MT車(マニュアル)ではクリープ現象は起こりません。
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02
気泡は液体と異なり、体積がなくなるまで圧縮される性質があるため、
ブレーキペダルを踏んでも効かない現象が起きます。
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03
①が解答となります。
( ベーパー・ロック現象 )とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
→こちらは「ブレーキ液に気泡が発生し、ブレーキが効かなくなる(ロック)」と合わせて覚えるとよいです。
あまりブレーキの多用ばかりでは負荷がかかってしまうため、道路の状況に合わせたエンジンブレーキの使用方法が技術として求められます。
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