運行管理者(貨物)の過去問
平成28年度 第1回
道路運送車両法関係 問18

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問題

平成28年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 貨物の運送の用に供する自動車の車体後面には、最大積載量(タンク自動車にあっては、最大積載量、最大積載容積及び積載物品名)を表示しなければならない。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車であって車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車及び車両総重量が8トン以上の普通自動車(乗車定員11人以上の自動車及びその形状が乗車定員11人以上の自動車の形状に類する自動車を除く。)の両側面には、堅ろうであり、かつ、歩行者、自転車の乗車人員等が当該自動車の後車輪へ巻き込まれることを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する巻込防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。
  • 自動車に備えなければならない後写鏡は、取付部附近の自動車の最外側より突出している部分の最下部が地上2メートル以下のものは、当該部分が歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造でなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているのは 4. です。
道路運送車両法 保安基準
1.正しい 保安基準18条
 最大積載量の表示は必要です。
2.正しい 保安基準38条
 車両総重量が7t以上のものの後方には
 黄色や黄色と赤などの大型反射板が必要です。
3.正しい 保安基準18条
 車両総重量8t以上の普通自動車
 巻込防止装置とはサイドバンパーなどのことです。
4.誤り 細目告示224条
 後写鏡についての保安基準。
 後写鏡とは車外鏡のことで、ドアミラーや
 フェンダーミラー、大型トラックなどの
 助手席側に装着されるカーブミラーなどです。
 突出している最下部が1.8m以下のものが歩行者
 などへの接触時衝撃緩和構造が必要です。 

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02

④が解答となります。

1 .貨物の運送の用に供する自動車の車体後面には、最大積載量(タンク自動車にあっては、最大積載量、最大積載容積及び積載物品名)を表示しなければならない。

→正しいです。

 事業用自動車の後ろには「最大積載量」を表示しなければなりません。

 走っているトラックを見ると「最大積載量〇〇kg」と表示があります。

 実際に見かけるとイメージが付きやすいと思います。 

2 .貨物の運送の用に供する普通自動車であって車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

→正しいです。

 共通して備えるもの

  ・後部反射器

 【車両総重量が7t以上のもの

  ・後部反射器 + 大型後部反射器

 これらは、夜間に自動車の後方に自車の幅を示すものとなります。

 また反射光により自車の存在も示すものとなります。

 

3 .貨物の運送の用に供する普通自動車及び車両総重量が8トン以上の普通自動車(乗車定員11人以上の自動車及びその形状が乗車定員11人以上の自動車の形状に類する自動車を除く。)の両側面には、堅ろうであり、かつ、歩行者、自転車の乗車人員等が当該自動車の後車輪へ巻き込まれることを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する巻込防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。

→正しいです。

 これらの装置を付けることで、事故の被害を軽減したり回避するサポート

 をすることができます。

 ただし、自動車に備えられている装置類は100%事故を防止するものでは

 ないため、装置のみに頼らず、過信しないことが大切となります。 

4 .自動車に備えなければならない後写鏡は、取付部附近の自動車の最外側より突出している部分の最下部が地上2メートル以下のものは、当該部分が歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造でなければならない。

→青字部分に誤りがあります。

 【後写鏡(バックミラー)】

  これは運転者が外側線付近、後方の交通状況を確認するためにあります。

  自動車に対して突出する設置になるため、高さが制限されていますが

  正しくは「地上1.8m以下」となります。

参考になった数13

03

ポイントは、事業用自動車の保安基準について重要な問題です。

事業用自動車に備え付けるべき正しい表示や装置をしっかり覚えておく必要があります。

選択肢1. 貨物の運送の用に供する自動車の車体後面には、最大積載量(タンク自動車にあっては、最大積載量、最大積載容積及び積載物品名)を表示しなければならない。

正しいです。貨物の自動車の車体後面には最大積載量を表示させなければいけません。

選択肢2. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

正しいです。

貨物の運送のように供する自動車は車両総重量が7トン以上のものの後面には、反射器を備え付け、反射光の色、明るさ等に告示で定める基準に適合する大型反射器を備えなければいけません。

選択肢3. 貨物の運送の用に供する普通自動車及び車両総重量が8トン以上の普通自動車(乗車定員11人以上の自動車及びその形状が乗車定員11人以上の自動車の形状に類する自動車を除く。)の両側面には、堅ろうであり、かつ、歩行者、自転車の乗車人員等が当該自動車の後車輪へ巻き込まれることを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する巻込防止装置を備えなければならない。ただし、告示で定める構造の自動車にあっては、この限りでない。

正しいです。

選択肢4. 自動車に備えなければならない後写鏡は、取付部附近の自動車の最外側より突出している部分の最下部が地上2メートル以下のものは、当該部分が歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造でなければならない。

誤りです。

地上2メートルというにが間違いで、正しくは1.8m以下となります。

まとめ

後写鏡は、取り付け部付近の自走者の最外側より突出している部分の最下部が地上1.8m以下

ものは、当該部分が歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造でなければいけません。

問題では、数字を入れ替えて出題されるのでよく覚えておきましょう。

参考になった数2