運行管理者(貨物)の過去問
平成28年度 第2回
実務上の知識及び能力 問49
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問題
平成28年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関する次の文中、Aに入るべき字句を下の枠内の選択肢(1〜6)から選びなさい。
[ A ]とは、雨の降りはじめに、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との摩擦係数が低下し急ブレーキをかけたときなどにスリップすることをいう。これを防ぐため、雨の降りはじめには速度を落とし、車間距離を十分にとって、不用意な急ハンドルや急ブレーキを避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
[ A ]とは、雨の降りはじめに、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との摩擦係数が低下し急ブレーキをかけたときなどにスリップすることをいう。これを防ぐため、雨の降りはじめには速度を落とし、車間距離を十分にとって、不用意な急ハンドルや急ブレーキを避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
- スタンディング・ウェーブ現象
- ベーパー・ロック現象
- ハイドロプレーニング現象
- ウェット・スキッド現象
- クリープ現象
- フェード現象
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この過去問の解説 (3件)
01
問題文より
ウェット・スキッド現象とは、雨の降りはじめに、路面の油や土砂などの
微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との
摩擦係数が低下し急ブレーキをかけたときなどにスリップすることです。
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02
自動車の走行時に生じる現象について、問題を見ながら解説します。
誤りです。
スタンディングウェーブ現象とは、タイヤの空気圧不足で高速走行した時に、タイヤに波打ち現象が生じ、セパレーション(剥離)やコード切れが発生する事を言います。
誤りです。
ベーパー・ロック現象とは、フット・ブレーキを使いすぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため加熱して、その熱がブレーキ液に伝わり液内に気泡が発生する事によりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下する事をいう。
誤りです。
ハイドロプレーニング現象とは、路面が水で覆われている時に高速で走行するとタイヤの排水作用が悪くなり、水上を滑走する状態になって操縦不能になる事を言います。
正しいです。
雨の降り始めと出ればウェット・スキッド現象と覚えておきましょう。
誤りです。
クリープ現象とは、オートマ車が自動車の停止中にブレーキから足を離したときに、自動車がゆっくりと動き出す現象のことを言います。
誤りです。
フェード現象とは、フット・ブレーキを使いすぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングが摩擦のため加熱する事により、ドラムとライニングに間の摩擦力が低下しブレーキの効きが悪くなることを言います。
フェード現象とベーパー・ロックは似ていますが、気泡が発生すると出ればベーパーロックと覚えるようにしましょう。
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03
④ウェット・スキッド現象 が解答となります。
[ ウェット・スキッド現象 ]とは、雨の降りはじめに、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との摩擦係数が低下し急ブレーキをかけたときなどにスリップすることをいう。これを防ぐため、雨の降りはじめには速度を落とし、車間距離を十分にとって、不用意な急ハンドルや急ブレーキを避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
自動車を運転する際に起きる現象については、日常生活では聞きなれない言葉のため、覚えるのが難しいですが、ポイントとなるワードによって現象名と内容を紐づけると正答への近道になります。
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