運行管理者(貨物)の過去問
平成28年度 第2回
実務上の知識及び能力 問50

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問題

平成28年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関する次の文中、Bに入るべき字句を下の枠内の選択肢(1〜6)から選びなさい。

[ B ]とは、タイヤの空気圧不足で高速走行したとき、タイヤに波打ち現象が生じ、セパレーション(剥離)やコード切れ等が発生することをいう。これを防ぐため、タイヤの空気圧が適当であることを、日常点検で確認するよう運転者に対し指導する必要がある。
  • スタンディング・ウェーブ現象
  • ベーパー・ロック現象
  • ハイドロプレーニング現象
  • ウェット・スキッド現象
  • クリープ現象
  • フェード現象

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、 スタンディング・ウェーブ現象 です。

選択肢1. スタンディング・ウェーブ現象

問題文より

スタンディング・ウェーブ現象とは、タイヤの空気圧不足で

高速走行したとき、タイヤに波打ち現象が生じ、セパレーション(剥離)

やコード切れ等が発生することをいいます。

タイヤバーストの原因にもなります。

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02

自動車の走行時に生じる現象について問題を見ながら解説します。

選択肢1. スタンディング・ウェーブ現象

正しいです。

タイヤの空気圧不足で高速走行した時に、タイヤに波打ち現象が生じセパレーション(剥離)やコード切れが発生することを言います。

選択肢2. ベーパー・ロック現象

誤りです。

ベーパー・ロック現象とは、フット・ブレーキを使いすぎるとブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため加熱して、その加熱がブレーキ液に伝わり液内に気泡が発生する事により、ブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下する事を言います。

選択肢3. ハイドロプレーニング現象

誤りです。

ハイドロプレーニング現象とは、路面が水で覆われている時に高速で走行するとタイヤの排水作用が悪くなり、水上を滑走する状態になって操縦不能になる事を言います。

選択肢4. ウェット・スキッド現象

誤りです。

ウェット・スキッド現象とは、雨の降り始めに路面の油や土砂などに微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との摩擦係数が低下し急ブレーキをかけた時などにスリップする事を言います。

選択肢5. クリープ現象

誤りです。

クリープ現象とは、オートマ車が自動車の停止中にブレーキから足を離したときに、自動車がゆっくりと動き出す現象の事を言います。

選択肢6. フェード現象

誤りです。

フェード現象とは、フット・ブレーキを使いすぎるとブレーキ・ドラムや、ブレーキ・ライニングが摩擦のため加熱する事により、ドラムとライニングの間の摩擦力が低下し、ブレーキの効きが悪くなることを言います。

まとめ

フェード現象とベーパー・ロック現象は似ていますが、「気泡が」と出ればベーパー・ロックと覚えておきましょう。

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03

スタンディング・ウェーブ現象 が解答となります。

選択肢1. スタンディング・ウェーブ現象

[ スタンディング・ウェーブ現象 ]とは、タイヤの空気圧不足で高速走行したとき、タイヤに波打ち現象が生じ、セパレーション(剥離)やコード切れ等が発生することをいう。これを防ぐため、タイヤの空気圧が適当であることを、日常点検で確認するよう運転者に対し指導する必要がある。

スタンディング・ウェーブ(=)と「タイヤに波打ち現象が生じる」を合わせて覚えると覚えやすいと思います。

参考になった数5