運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第1回
労働基準法関係 問19

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問題

平成29年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 労働基準法関係 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

労働基準法の定めに関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 使用者は、労働者の国籍、信条または社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしないように努めなければならない。
  • 「 平均賃金 」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3ヵ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。
  • 「 労働者 」とは、職業の種類を間わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。
  • 「 使用者 」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

労働基準法についてです。

選択肢1. 使用者は、労働者の国籍、信条または社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしないように努めなければならない。

差別的取扱をしないように努めなければならない、

ではなく、

差別的取扱をしてはいけません。

選択肢2. 「 平均賃金 」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3ヵ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。

その期間の所定労働日数で除した金額、

の部分が誤りです。

正しくは、

その期間の総日数で除した金額のことです。

選択肢3. 「 労働者 」とは、職業の種類を間わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

文章の通りです。

労働者とは賃金を支払われる者を言います。

選択肢4. 「 使用者 」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

文章の通りです。

使用者とは事業主のために行為をするすべての者を言います。

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02

解説は以下のとおりです。

選択肢1. 使用者は、労働者の国籍、信条または社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしないように努めなければならない。

使用者は、労働者の国籍、信条または社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしないように努めなければならない。

青字部分に誤りがあります。

 「努めなければならない」ではなく、「してはならない」となります。

 労働者が国籍や、信条、社会的身分を理由に就労における条件に

 差別があることは許されません。 

選択肢2. 「 平均賃金 」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3ヵ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。

「 平均賃金 」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3ヵ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。

→青字部分に誤りがあります。

 3ヶ月間の賃金総額 ÷ 総日数となります 

選択肢3. 「 労働者 」とは、職業の種類を間わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

労働者 」とは、職業の種類を間わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

→正しいです。

 労働者には日雇労働者も含まれます。 

選択肢4. 「 使用者 」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

使用者 」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

→正しいです。

まとめ

労働者・使用者という言葉は試験にもよく出題されます。

言葉と誰を指しているのかを整理しておくと正答に近づくことができます。

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03

労働基準法について問題を見ながら解説します。

選択肢1. 使用者は、労働者の国籍、信条または社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしないように努めなければならない。

誤りです。

差別扱いしてはいけません

選択肢2. 「 平均賃金 」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3ヵ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。

誤りです。

その期間の所定労働日数ではなくて総日数です。

選択肢3. 「 労働者 」とは、職業の種類を間わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

正しいです。

設問の通りで、労働者とは、事業又は事務所に使用される人で、賃金を支払われる人をいいます。

選択肢4. 「 使用者 」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。

正しいです。

設問の通りです。

まとめ

労働者や使用者の意味をしっかりと理解するようにしましょう。

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