運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第2回
道路運送車両法関係 問16

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問題

平成29年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 道路運送車両法関係 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

道路運送車両の保安基準及びその細目を定める告示についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 「緊急自動車」とは、消防自動車、警察自動車、保存血液を販売する医薬品販売業者が保存血液の緊急輸送のため使用する自動車、救急自動車、公共用応急作業自動車等の自動車及び国土交通大臣が定めるその他の緊急の用に供する自動車をいう。
  • 自動車の軸重は、10トン( けん引自動車のうち告示で定めるものにあっては、11.5トン )を超えてはならない。
  • 自動車( 二輪自動車等を除く。 )の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部( サイピング、プラットフォーム及びウエア。インジケータの部分を除く。 )のいずれの部分においても1.4mm以上の深さを有すること。
  • 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
1(正解)緊急自動車は公共用応急作業自動車等の自動車及び国土交通大臣が定めるその他の緊急の用に供する自動車を指します。
2(正解)道路運送車両の保安基準 第4条2において自動車の軸重は、10トン( けん引自動車のうち告示で定めるものにあっては、11.5トン )を超えてはならない。と記されています。
3(誤り) 1.4ミリメートルでは無く1.6ミリメートル
道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規則の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示の中に第5条(走行装置等)で接地部は、滑り止めを施したものであること。この場合において、滑り止めの溝(大型特殊自動車及びこれにより牽引される牽引自動車に備えるものを除く。)の深さは、当該溝のいずれの部分においても1.6ミリメートル(二輪自動車及び側車付自動車に備えるものにあっては、0.8ミリメートル)以上とする。と記されています。
4(正解)保安基準第 38 条に車両総重量が7トン以上のものの後面には、規定する後部反射器に加え大型後部反射器の装備が義務付けられています。

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02

③が解答となります。

1 .「緊急自動車」とは、消防自動車、警察自動車、保存血液を販売する医薬品販売業者が保存血液の緊急輸送のため使用する自動車、救急自動車、公共用応急作業自動車等の自動車及び国土交通大臣が定めるその他の緊急の用に供する自動車をいう。

→正しいです。

 緊急自動車が緊急を要するための走行をしている際は、交差点やその付近では左端によって

 一時停止することが必要となります。

 ※一方通行の道路で左によることで通行の妨げが発生する場合は道路の右端に一時停止

2 .自動車の軸重は、10トン( けん引自動車のうち告示で定めるものにあっては、11.5トン )を超えてはならない。

→正しいです。

 【軸重

  車軸ごとの車輪の輪荷重のことを指します。 

3 .自動車( 二輪自動車等を除く。 )の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部( サイピング、プラットフォーム及びウエア。インジケータの部分を除く。 )のいずれの部分においても1.4mm以上の深さを有すること。

→青字部分に誤りがあります

 自動車の空気入ゴムタイヤの滑り止めの溝は1.6mm以上となります。

 溝がなくなったタイヤは滑りやすく、雨天などの天候不良時にはより事故につながりやすくなります。

 定期的なタイヤのメンテナンスも重要となります。 

4 .貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

→正しいです。

 後部反射器には後方から来る車に自車の存在や幅を示すものとして有効に活用できるものとなります。

 トラックの後部に縞模様の反射器がついているのですが、こちらが後部反射器となります。 

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03

道路運送車両法の保安基準について問題を見ながら解説します。

選択肢1. 「緊急自動車」とは、消防自動車、警察自動車、保存血液を販売する医薬品販売業者が保存血液の緊急輸送のため使用する自動車、救急自動車、公共用応急作業自動車等の自動車及び国土交通大臣が定めるその他の緊急の用に供する自動車をいう。

正しいです。

「緊急自動車」とは、消防車や警察自動車(パトカーなど)など緊急の用に供する自動車のことを言います。

選択肢2. 自動車の軸重は、10トン( けん引自動車のうち告示で定めるものにあっては、11.5トン )を超えてはならない。

正しいです。

自動車の軸重は10トンを超えてはいけません。

選択肢3. 自動車( 二輪自動車等を除く。 )の空気入ゴムタイヤの接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝は、空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部( サイピング、プラットフォーム及びウエア。インジケータの部分を除く。 )のいずれの部分においても1.4mm以上の深さを有すること。

誤りです。

タイヤの滑り止めの溝は1.6ミリ以上の深さが必要です。

選択肢4. 貨物の運送の用に供する普通自動車であって、車両総重量が7トン以上のものの後面には、所定の後部反射器を備えるほか、反射光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する大型後部反射器を備えなければならない。

正しいです。

大型後部反射器が必要なのは、車両総重量が7トンを超える場合です。

まとめ

ここでは、数字を覚えるほか解決策がないので、しっかりと数字を覚えるようにすることが大事です。

自分なりの覚えやすい覚え方などを考えるのがいいですね。

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