運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第2回
実務上の知識及び能力 問57
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問題
平成29年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
貨物自動車運送事業者において、次の概要のような事故が発生し、運行管理者はこの事故原因を下記の【事故の原因分析】のとおり「なぜなぜ分析」を行った。この分析結果をもとに導かれた「事故の原因」に基づき、社内の同種事故を防止するためにより直接的に有効な再発防止策として表中のCに当てはまるものを、【考えられる再発防止策(選択肢)】の中からそれぞれいずれか1つ選びなさい。なお、解答にあたっては、【事故概要】及び【事故の原因分析】に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
【事故概要】
貨物自動車運送事業者の運転者は、青信号で交差点に進入し、左折しようとしたところ、電柱の影から飛び出してきた歩行者と衝突し、重傷を負わせた。
・事故発生:21時
・天候:雨
・運転者は、不慣れな車高の高い新型トラックを運転していた。
・運転者は、新人でこの地域の地理に慣れておらず、地図を確認しながら運転していた。
・運転者は、混雑のため、指示された運行時間に大幅に遅れて走行していた。
・歩行者は、雨のため傘をさしていた。
【事故概要】
貨物自動車運送事業者の運転者は、青信号で交差点に進入し、左折しようとしたところ、電柱の影から飛び出してきた歩行者と衝突し、重傷を負わせた。
・事故発生:21時
・天候:雨
・運転者は、不慣れな車高の高い新型トラックを運転していた。
・運転者は、新人でこの地域の地理に慣れておらず、地図を確認しながら運転していた。
・運転者は、混雑のため、指示された運行時間に大幅に遅れて走行していた。
・歩行者は、雨のため傘をさしていた。
- 事故惹起運転者に対し、適性診断結果を活用して、本人の運転上の弱点について助言・指導を徹底することにより、安全運転のための基本動作を励行させる。
- 適性診断結果の評価の低い事故惹起運転者については、特別な指導を行うことなく、当分の間運転業務から外して、他の業務を行わせる。
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この過去問の解説 (3件)
01
原因分析によって(軽微な事故を過去に起こし訂正診断を受信させていたが診断結果を活用していなかった)事が事故原因の一つとして挙げられた事により選択し1の(事故惹起者に対し、適性診断結果を活用して本人の運転上の弱点について助言・指導を徹底する事により、安全運転の為の基本動作を励行させる)事が再発防止策として有効となります。
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02
①が解答となります。
1 .事故惹起運転者に対し、適性診断結果を活用して、本人の運転上の弱点について助言・指導を徹底することにより、安全運転のための基本動作を励行させる。
→適性診断は自分自身では気づけないクセや年齢による身体能力の変化に
客観的に気づくための材料となります。
この問題では運転歴までは記載がありませんが、
長年ドライバー業に携わる方は経験による慢心なども見られるため、
改めて自身の運転を振り返ることで再発防止や安全意識の再確認に
つながります。
2 .適性診断結果の評価の低い事故惹起運転者については、特別な指導を行うことなく、当分の間運転業務から外して、他の業務を行わせる。
→誤りです。
適性診断はドライバーを選別するものではないため、
評価と運転業務は直結しません。
また実務面においては事故惹起者は「事故を起こした」という認識は
既にあります。
それを踏まえて、一緒に再発防止や事故の原因は何だったのかを考えていく
事も運行管理者には求められてきます。
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03
この問題のポイントは事故の分析結果をもとに、最終的にCに入るものは何かを考えることで、問題が解きやすくなります。
正しいです。
事故惹起運転者に対し、適正診断などの結果を利用して本人の弱点や苦手について助言を徹底することが安全運転のための基本動作と指導することが大切です。
誤りです。
業務から外したり他の業務を行わせるのではなく、事故惹起運転者に対し、適正診断などの結果を利用して本人の弱点や苦手について助言を徹底することが、安全運転のための基本動作と指導することが大切です。
事故の分析結果等を理解することで、事故についての対策の仕方が分かりますので、事故の分析結果をよく把握することが大切です。
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