運行管理者(貨物)の過去問
平成29年度 第2回
実務上の知識及び能力 問56
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問題
平成29年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
貨物自動車運送事業者において、次の概要のような事故が発生し、運行管理者はこの事故原因を下記の【事故の原因分析】のとおり「なぜなぜ分析」を行った。この分析結果をもとに導かれた「事故の原因」に基づき、社内の同種事故を防止するためにより直接的に有効な再発防止策として表中のBに当てはまるものを、【考えられる再発防止策(選択肢)】の中からそれぞれいずれか1つ選びなさい。なお、解答にあたっては、【事故概要】及び【事故の原因分析】に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
【事故概要】
貨物自動車運送事業者の運転者は、青信号で交差点に進入し、左折しようとしたところ、電柱の影から飛び出してきた歩行者と衝突し、重傷を負わせた。
・事故発生:21時
・天候:雨
・運転者は、不慣れな車高の高い新型トラックを運転していた。
・運転者は、新人でこの地域の地理に慣れておらず、地図を確認しながら運転していた。
・運転者は、混雑のため、指示された運行時間に大幅に遅れて走行していた。
・歩行者は、雨のため傘をさしていた。
【事故概要】
貨物自動車運送事業者の運転者は、青信号で交差点に進入し、左折しようとしたところ、電柱の影から飛び出してきた歩行者と衝突し、重傷を負わせた。
・事故発生:21時
・天候:雨
・運転者は、不慣れな車高の高い新型トラックを運転していた。
・運転者は、新人でこの地域の地理に慣れておらず、地図を確認しながら運転していた。
・運転者は、混雑のため、指示された運行時間に大幅に遅れて走行していた。
・歩行者は、雨のため傘をさしていた。
- 運行中の遅延、トラブル等の発生を考慮した対応マニュアルを作成し、これを確実に実施できる体制を整備するとともに、運転者等に周知・徹底する。
- 常に「安全運転」が最優先であることをあらためて運転者に徹底する。
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この過去問の解説 (3件)
01
原因分析によって(到着時間に遅れている事を気にかけていた)、(到着が遅れた場合の対応手順が定められていなかった)点が事故原因の一つとして挙げられていた事により、選択肢1である(運行中の遅延、トラブル等の発生を考慮した対応マニュアルを作成し、これを確実に実施できる体制を整備すると共に運転者者等に周知徹底する)事が再発防止策として有効である。
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02
①が解答となります。
事故の結果→原因までをまとめていきます。
・歩行者に衝突した
・歩行者を発見するのが遅れた
・左折時によく見ていなかった
・到着時間に遅れそう(=焦り、落ち着かない)
・遅れた場合の対応方法がわからない(=定められていない、知らない)
・遅延時の対応手順が不明確(=管理者側の指導不足)
これらをまとめると「運転者は到着時間に遅れそうで焦っていた」「時間に遅れた場合の対応方法を知らなかった為、余計に焦りや不安感もあり、注意力が散漫してしまった」
「遅延時の対応方法が適切に指導教育されていなかったのは管理者側の原因」となります。
それを踏まえて、正しい選択肢としては
1 .運行中の遅延、トラブル等の発生を考慮した対応マニュアルを作成し、これを確実に実施できる体制を整備するとともに、運転者等に周知・徹底する
こちらが該当します。
②については、意識としては大切ですが具体的な対策となっておらず、遅延時の対応方法が明確にならないと、同様の事故は起こる可能性もあります。
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03
この問題のポイントは事故の分析結果をもとに、最終的にBに入るものは何かを考えることで、問題が解きやすくなります。
正しいです。
道路が混雑していて時間にも遅れていたので、運行中の遅延やトラブルの発生を考慮した対応マニュアルを作成し実施できる体制を整えることが正解です。
誤りです。
道路が混雑していて時間にも遅れていたので、運行中の遅延やトラブルの発生を考慮した対応マニュアルを作成し実施できる体制を整えることが正解です。
事故の分析結果等を理解することで、事故についての対策の仕方が分かりますので、事故の分析結果をよく把握することが大切です。
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