運行管理者(貨物)の過去問
平成30年度 第2回
実務上の知識及び能力 問47

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問題

平成30年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関する次の文中、Cに入るべき字句としていずれか正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。

[ C ]とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。
  • ベーパー・ロック現象
  • スタンディングウェーブ現象

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この過去問の解説 (3件)

01

①ベーパー・ロック現象 が解答となります。

べーパー・ロック現象 ]とは、フット・ブレーキを使い過ぎると、ブレーキ・ドラムやブレーキ・ライニングなどが摩擦のため過熱してその熱がブレーキ液に伝わり、液内に気泡が発生することによりブレーキが正常に作用しなくなり効きが低下することをいう。これを防ぐため、長い下り坂などでは、エンジン・ブレーキ等を使用し、フット・ブレーキのみの使用を避けるよう運転者に対し指導する必要がある。

スタンディング・ウェーブ現象

 タイヤの空気圧不足で高速走行した際に、タイヤに波打ち現象が発生し

 セパレーション、コード切れが発生する現象。 

 ※波打つという事からウェーブを結びつけると覚えやすいです。 

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02

正解は1.ベーパー・ロック現象です。

<解説>

ベーパー・ロック現象とは、長い下りの坂道などでフットブレーキを使いすぎると、ブレーキが効かなくなる現象のことです。

フットブレーキを使いすぎるとフットブレーキが熱を持ち始め、高熱になると沸騰し気泡が発生してしまい、ブレーキに必要な圧力がかからなくなってしまうことでブレーキが効かなくなります。

スタンディングウェーブ現象とは、高速道路などを走行中にタイヤの接地面より後方が波状にたわんだ状態に形状が変化することです。

空気圧が不足しているタイヤで高速走行をすることで起こります。

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03

自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関して、問題を見ながら解説します。

選択肢1. ベーパー・ロック現象

正しいです。

選択肢2. スタンディングウェーブ現象

誤りです。

スタンディングウェーブ現象とは、タイヤの空気圧の低下が原因で起こる症状でタイヤと路面の接地面の後方が波状に歪むことです。

その状態で高速走行するとタイヤの変形やバーストする恐れがあります。

まとめ

自動車の走行時に生じる諸現象とその主な対策に関して、よく復習しておきましょう。

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