運行管理者(貨物)の過去問
令和元年度 第1回
実務上の知識及び能力 問54

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問題

令和元年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

運行管理者が運転者に対して実施する危険予知訓練に関する次の記述において、問題に示す【交通場面の状況等】を前提に、【運転者が予知すべき危険要因の例】として表中のBに最もふさわしいものを選択肢1~5の中から1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
問題文の画像
  • 右折時の内輪差による二輪車・原動機付自転車などの巻き込みの危険がある。
  • 横断歩道の右側から自転車又は歩行者が横断歩道を渡ってくることが考えられ、このまま右折をしていくと衝突する危険がある。
  • 車幅が広いため、右折する交差点で対向車線へはみ出して衝突する危険がある。
  • 右折時に対向車の死角に隠れた二輪車・原動機付自転車を見落とし、対向車が通過直後に右折すると衝突する危険がある。
  • 急停止すると後続車に追突される危険がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

対向車は容易に確認することができますが、後続にいる二輪車などは車体が小さく

前車に対して死角となり、見えにくいことが多いです。

「二輪車がいるかもしれない」という意識を持つことで、右折するタイミングを適切にとることができ、交通事故の防止にもつながります。

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02

Bの選択肢は自動車の後方から走行してくる二輪車との衝突。

つまり右直事故のリスクについて運転者がどう意識すべきかということを問われています。

選択肢1. 右折時の内輪差による二輪車・原動機付自転車などの巻き込みの危険がある。

誤りです。

右折時の内輪差による二輪車・原動機付自転車などの巻き込みの危険がある。

は当てはまりません。

選択肢2. 横断歩道の右側から自転車又は歩行者が横断歩道を渡ってくることが考えられ、このまま右折をしていくと衝突する危険がある。

誤りです。

対向車線の二輪車について問われているもので

右折後の横断歩道についてはこの場合当てはまりません。

選択肢3. 車幅が広いため、右折する交差点で対向車線へはみ出して衝突する危険がある。

誤りです。

対向車線にはみ出して衝突する危険もないとは言えませんが、

この場合について問われているのは対向車の通過後

後方を走っているかもしれない二輪車について問われているもので

この場合は当てはまりません。

選択肢4. 右折時に対向車の死角に隠れた二輪車・原動機付自転車を見落とし、対向車が通過直後に右折すると衝突する危険がある。

正しい。

右折時に対向車の死角に隠れた二輪車・原動機付自転車を見落とし、対向車が通過直後に右折すると衝突する危険がある。

右直事故の典型例だと言えます。

特に、二輪車は実際の速度よりも遅く感じますので

対向車線を走っているのが見えたときは先に行かせるのが安全です。

選択肢5. 急停止すると後続車に追突される危険がある。

誤りです。

自車の速度は時速10キロですので急停止には当てはまりません。

まとめ

右折待ちの交差点で、最も危険なのは

対向車の後方を走っている二輪車との衝突事故だと言えます。

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03

正解 「右折時に対向車の死角に隠れた二輪車・原動機付自転車を見落とし、対向車が通過直後に右折すると衝突する危険がある。

対向車通過後の運転者が予知すべき危険要因の例を選択します。

図より、対向車を認識していても、

後続に二輪車・原動機付自転車が続いて進行してくる可能性があります。

運転に慣れたドライバーが起こしやすくなる「だろう」運転(避けられるだろう、相手はこう動くだろうなどと決めつける)ではなく、

常に安全意識を持ち危険予測となる「かもしれない」運転(飛び出してくるかもしれない、事故の危険があるかもしれない)を心がけるべきです。

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