運行管理者(貨物)の過去問
令和2年度 第1回
実務上の知識及び能力 問45

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問題

令和2年度 第1回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

荷主から貨物自動車運送事業者に対し、往路と復路において、それぞれ荷積みと荷下ろしを行うよう運送の依頼があった。これを受けて、運行管理者は次に示す「当日の運行計画」を立てた。
この事業用自動車の運行に関する次の設問について答えなさい。なお、解答にあたっては、「当日の運行計画」及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

「当日の運行計画」
往路
◯ A営業所を出庫し、30キロメートル離れたB地点まで平均時速30キロメートルで走行する
◯ B地点にて20分間の荷積みを行う。
◯ B地点から165キロメートル離れたC地点までの間、一部高速自動車国道を利用し、平均時速55キロメートルで走行して、C地点に12時に到着する。20分間の荷下ろし後、1時間の休憩をとる。
復路
◯ C地点にて20分間の荷積みを行い、13時40分に出発し、60キロメートル離れたD地点まで平均時速30キロメートルで走行する。D地点で20分間の休憩をとる。
○ 休憩後、D地点からE地点まで平均時速25キロメートルで走行して、E地点に18時に到着し、20分間の荷下ろしを行う。
◯ E地点から20キロメートル離れたA営業所まで平均時速30キロメートルで走行し、19時に帰庫する。

C地点に 12 時に到着させるためにふさわしいA営業所の出庫時刻( ア )について、次の選択肢の中から正しいものを 1 つ選びなさい。
問題文の画像
  • 7時00分
  • 7時20分
  • 7時40分
  • 8時00分

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この過去問の解説 (3件)

01

回答は③7時40分となります。

往路の到着時間から逆算をして出庫時間を決めます。

到着時間 = 12時

高速道路 = 3時間(165km ÷ 時速55キロ)

B地点  = 20分

A営業所 ー B地点 = 1時間(30km ÷ 時速30km)

A営業所からC地点に行くまでに合計4時間20分の時間を要しています。

12時から4時間20分を遡ると7時40分が出庫時間となります。

※C地点の荷下ろしは到着後に行われているため、含めませんので要注意

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02

3.が解答となります。

《詳細解説》

 以下の公式が重要になります。

【公式】

    き(距離)  

 は(速さ) じ(時間)

 ⇒はじきの公式

 距離=速さ×時間

 速度(速さ)=距離÷時間

 時間=距離÷速度(速さ) 

 A営業所~B地点:30km(距離)÷時速30km=1時間①

 B地点:20分②

 B地点~C地点:165km(距離)÷時速55km=3時間③

 合計:①+②+③=4時間20分

 以上から、12時の4時間20分前である7時40分が出庫時刻になります。

参考になった数12

03

速度と距離の問題は分数を使ったほうが簡単です。

何度も過去問を解いて練習しましょう。

選択肢1. 7時00分

誤りです。

12時に到着するために7時に出発するとしたら

所要時間は5時間となります。

計算しますと5時間にはなりません。

選択肢2. 7時20分

誤りです。

12時に到着するために7時20分に出発するとしたら

所要時間は4時間40分となります。

計算しますと4時間40分にはなりません。

選択肢3. 7時40分

正しい。

冒頭で申し上げましたように分数を使って所要時間を計算します。

A営業所からB地点まで30kmの道のりを時速30kmで走行しています。

時間は距離/速度であることから、30/30で1時間かかることがわかります。

B地点で20分

B地点からC地点まで165kmの道のりを平均時速55kmで走行しています。

このことから165/55となりますが、分母が55と計算しにくいので

分母と分子それぞれに2をかけて330/110とします。

出てきた答えは3ですので、所要時間は3時間となります。

結果、1時間+20分+3時間でA営業所からC地点まで

4時間20分かかることがわかりました。

12時にC営業に到着するためには7時40分に出発しなければなりません。

選択肢4. 8時00分

誤りです。

8時に出発しますと12時の到着時間まで4時間です。

計算すると4時間にはなりません。

まとめ

もちろん計算方法はそれぞれやりやすい方法でいいと思います。

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