運行管理者(貨物)の過去問
令和2年度 第2回
実務上の知識及び能力 問35

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問題

令和2年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

貨物自動車運送事業の事業用自動車の運転者に対する点呼の実施等に関する次の記述のうち、適切なものには「適」、適切でないものには「不適」を選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

運行管理者は、乗務開始及び乗務終了後の運転者に対し、原則、対面で点呼を実施しなければならないが、遠隔地で乗務が開始又は終了する場合、車庫と営業所が離れている場合、又は運転者の出庫・帰庫が早朝・深夜であり、点呼を行う運行管理者が営業所に出勤していない場合等、運行上やむを得ず、対面での点呼が実施できないときには、電話、その他の方法で行っている。
  • 不適

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この過去問の解説 (3件)

01

②が解答となります。

運行管理者は、乗務開始及び乗務終了後の運転者に対し、原則、対面で点呼を実施しなければならないが、遠隔地で乗務が開始又は終了する場合、車庫と営業所が離れている場合、又は運転者の出庫・帰庫が早朝・深夜であり、点呼を行う運行管理者が営業所に出勤していない場合等、運行上やむを得ず、対面での点呼が実施できないときには、電話、その他の方法で行っている。

点呼は原則として対面で行うものです。

問題文にある「やむを得ず」という事情に該当するのは

・遠隔地で乗務が開始・終了する場合

 =営業所で点呼が物理的にできない場合

となります。

・車庫と営業所が離れている

・運行管理者が出勤していない

この2点はやむ得ない事情とはなりません。 

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02

不適が解答です。

選択肢2. 不適

運行管理者は、乗務開始及び乗務終了後の運転者に対し、原則、対面で点呼を実施しなければならないが、遠隔地で乗務が開始又は終了する場合、車庫と営業所が離れている場合、又は運転者の出庫・帰庫が早朝・深夜であり、点呼を行う運行管理者が営業所に出勤していない場合等、運行上やむを得ず、対面での点呼が実施できないときには、電話、その他の方法で行っている。

運転者の出庫や帰庫が早朝・深夜である場合や運行管理者が出勤していない場合は、

運行上やむを得ない場合に該当しません。

この場合のやむを得ない場合というのは、運転者が遠隔地での終了をする等

物理的に点呼が出来ない場合をいいます。

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03

2.が解答になります。

 貨物自動車運送事業輸送安全規則によると、「貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の乗務を開始しようとする運転者に対し、対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法。)により点呼を行い、次に掲げる事項について報告を求め、及び確認を行い、並びに事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な指示をしなければならない。」となります。

 「運行上やむを得ない場合」とは、遠隔地で乗務が開始又は終了するため、乗務前点呼又は乗務後点呼を当該運転者が所属する営業所において対面で実施できない場合等をいい、車庫と営業所が離れている場合及び早朝・深夜等において点 呼執行者が営業所に出勤していない場合等は「運行上やむを得ない場合」には該当しません。

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