運行管理者(貨物)の過去問
令和3年度 CBT
貨物自動車運送事業法関係 問2_2

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問題

令和3年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 貨物自動車運送事業法関係 問2_2 (訂正依頼・報告はこちら)

貨物自動車運送事業法に定める運行管理者等の義務についての次の文中、Bに入るべき字句として【下の選択肢(1~8)から】選びなさい。

一般貨物自動車運送事業者は、運行管理者に対し、法令で定める業務を行うため必要な( B )を与えなければならない。
  • 指導
  • 適切
  • 権限
  • 指示
  • 助言
  • 地位
  • 勧告
  • 誠実

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは権限となります

選択肢1. 指導

運行管理者は運転手に指導を行いまた業務に関する指示を与えたりしなければなりません

それらの業務を円滑に行うためには事業者により権限を与えられていることが必要となります

逆に考えて事業者から権限を与えられていなければ運転手は運行管理者の指示に従う必要もないわけですよね

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02

貨物自動車運送事業法(運行管理者等の義務)に記載されている問題です。

毎年、文章等は変わりますが同じような問題が出題されます。

選択肢1. 指導

ある目的・方向に向けて意識的に教え導くこと。

特定の目的を持つ組織団体のメンバーを目的達成に向けて導くこと。

運行管理者がその業務として行う指導に従わなければならない。

選択肢2. 適切

ある条件、事情、要求などによく当てはまること。

事業用自動車の運転者の適切な勤務時間及び乗務時間の設定。

選択肢3. 権限

その立場のものの権力、権利などの範囲。

運行管理者に対し、業務を行うため必要な権限を与えなければならない。

選択肢4. 指示

指図すること。命令。

過積載による運送の指示をしてはならない。

選択肢5. 助言

助けになるような意見や言葉を、

そばから言ってやること。また、その言葉。

運行管理者がその業務として行う助言を尊重しなければならず、

選択肢6. 地位

集団や社会の階層構造上の特定の位置を示すもの。

運行管理者の選任にあたっては、その地位が社内でふさわしい・・・。

選択肢7. 勧告

ある行動をとるように説きすすめること。

辞職を勧告する。

選択肢8. 誠実

嘘偽りのない事。

運行管理者は、誠実にその業務を行わなければならない。

まとめ

よく似た文章で出題されます。

どの箇所の字句が問われても大丈夫なように理解して下さい。

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03

この問題のポイントは、事業者である会社が運行管理者に対してその業務を円滑に進めるためにどのような義務を負っているのか、です。条文にも記載される基本的内容ですので、抑えておきましょう。

選択肢1. 指導

文としては合っていそうな選択肢ですが、運行管理業務のプロである運行管理者が、いちいち指導を受けることが必ずしもその業務の適正な実施に資するとは思い難く、不適切な選択肢です。

選択肢2. 適切

適切を与える、というのは文章としておかしいです。よって、不適切な選択肢です。

選択肢3. 権限

権限を与えるのは文面的には適しています。また、運行管理のプロである運行管理者に対し、ほかの人にはできないことができるようになる権限を与えることで、実際に運行管理業務の円滑な実施につながりそうです。実際に条文に権限を与えるよう記載があり、この選択肢は適切です。

選択肢4. 指示

文としては合っていそうな選択肢ですが、運行管理業務のプロである運行管理者が、いちいち指示を受けることが必ずしもその業務の適正な実施に資するとは思い難く、不適切な選択肢です。

選択肢5. 助言

文としては合っていそうな選択肢ですが、運行管理業務のプロである運行管理者が、いちいち助言を求めているとは思われず、不適切な選択肢です。

選択肢6. 地位

地位を与えるのは文面的には適しているように見えます。ただ、地位は会社内の役職などのポジションの意味合いが強く、実務上の権限と比べると運行管理業務の円滑な実施にはつながりません。条文には権限を与えるよう記載があり、この選択肢は不適切です。

選択肢7. 勧告

文としては合っていそうな選択肢ですが、運行管理業務のプロである運行管理者が、事業者からいちいち勧告を求めているとは思われず、不適切な選択肢です。

選択肢8. 誠実

誠実を与える、というのは文章としておかしいです。よって、不適切な選択肢です。

まとめ

貨物自動車運送事業法の第22条第2講に、下記のように定められています。

→一般貨物自動車運送事業者は、運行管理者に対し、第十八条第二項の国土交通省令で定める業務を行うため必要な「権限」を与えなければならない。

運行管理者に対しての事業者の義務として基本的な内容を記載した条文ですので、抑えておきましょう。

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