運行管理者(貨物)の過去問
令和3年度 CBT
貨物自動車運送事業法関係 問7

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問題

令和3年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 貨物自動車運送事業法関係 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

一般貨物自動車運送事業者(以下「事業者」という。)の事業用自動車の運行の安全を確保するために、国土交通省告示等に基づき運転者に対して行わなければならない指導監督及び特定の運転者に対して行わなければならない特別な指導に関する次の記述のうち、【誤っているものを1つ】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 事業者は、事故惹起運転者に対する特別な指導については、当該交通事故を引き起こした後再度事業用自動車に乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後1ヵ月以内に実施する。なお、外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合は、この限りではない。
  • 運転者は、乗務を終了して他の運転者と交替するときは、交替する運転者に対し、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況について通告すること。この場合において、交替して乗務する運転者は、当該通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他の重要な装置の機能について、これを点検すること。
  • 事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後1ヵ月以内に実施すること。
  • 事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、6時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、15時間以上実施すること。

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この過去問の解説 (3件)

01

運転者に対して行われる特別な指導の問題です

特別な指導とは

1 新任運転者

2 事故惹起(じゃっき)者

3 高齢者運転者

に対して行われる指導です

選択肢1. 事業者は、事故惹起運転者に対する特別な指導については、当該交通事故を引き起こした後再度事業用自動車に乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後1ヵ月以内に実施する。なお、外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合は、この限りではない。

正しい

事故を引き起こしたあと再度乗務する前に実施しなければなりません

選択肢2. 運転者は、乗務を終了して他の運転者と交替するときは、交替する運転者に対し、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況について通告すること。この場合において、交替して乗務する運転者は、当該通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他の重要な装置の機能について、これを点検すること。

正しい

交替した運転者の点検項目としてよくひっかけ問題が出されます

内容は

当該通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他重要な装置の機能について

点検の必要性があると認められる場合には、これを点検すること。

乗り替えであっても乗務前の点検は必須なのでこの場合は誤りとなります

選択肢3. 事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後1ヵ月以内に実施すること。

正しい

初任運転者に対する特別な指導は事故惹起者と同様、

乗務開始前に実施することとされています。

選択肢4. 事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、6時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、15時間以上実施すること。

誤りです

15時間以上の教育と20時間以上の実技の実施が求められています

まとめ

特別な指導は原則として乗務開始前に実施すること

初任運転者にたいする特別な指導は

15時間以上の教育と20時間以上の実技

以上確実に覚えておきたいポイントです

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02

特別な指導とは

・初任運転者

・事故惹起運転者

・高齢運転者

に対する指導の事です。

選択肢1. 事業者は、事故惹起運転者に対する特別な指導については、当該交通事故を引き起こした後再度事業用自動車に乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後1ヵ月以内に実施する。なお、外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合は、この限りではない。

正しい

その通りです。

選択肢2. 運転者は、乗務を終了して他の運転者と交替するときは、交替する運転者に対し、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況について通告すること。この場合において、交替して乗務する運転者は、当該通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他の重要な装置の機能について、これを点検すること。

正しい

乗務員の引き継ぎ業務です。

点検については乗務前点検は法律で義務付けられているので必須です。

選択肢3. 事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後1ヵ月以内に実施すること。

正しい

その通りです。

選択肢4. 事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、6時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、15時間以上実施すること。

誤り

初任者教育指導は

15時間以上の教育(座学・実車指導)と20時間以上の実技指導(添乗指導)

が必要です。

まとめ

乗務員教育に関しては、運行管理者の業務です。

しっかり覚えておきましょう。

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03

特別な指導は以下の運転者に対して行われます。

・事故惹起運転者

・初任運転者

・高齢運転者

 

普通自動車の免許更新と同様に、事故のリスクの高い運転者に対する重点的な指導という特徴があります。

選択肢1. 事業者は、事故惹起運転者に対する特別な指導については、当該交通事故を引き起こした後再度事業用自動車に乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後1ヵ月以内に実施する。なお、外部の専門的機関における指導講習を受講する予定である場合は、この限りではない。

正解です。

 

事故惹起運転者とは「死者又は負傷者が生じた事故を引き起こした者」を指します。イレギュラー時の実施時期(1か月以内)の数字を変更した問題が出ることがあるので、数字に注意しましょう。

選択肢2. 運転者は、乗務を終了して他の運転者と交替するときは、交替する運転者に対し、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況について通告すること。この場合において、交替して乗務する運転者は、当該通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他の重要な装置の機能について、これを点検すること。

正解です。

 

運転者の交替が生じた場合の点呼の際に運転手間で引き継ぐ内容です。引き継がれた運転手が何をすべきか意識して点検項目を理解しましょう。

選択肢3. 事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後1ヵ月以内に実施すること。

正解です。

 

初任運転者とは、「運転者として新たに雇い入れた者(ただし、過去3年の間に他の一般貨物自動車運送事業者で運転者として常時選任された者を除く)」を指します。イレギュラー時の実施時期(1か月以内)の数字を変更した問題が出ることがあるので、数字に注意しましょう。

選択肢4. 事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、6時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、15時間以上実施すること。

誤りです。

 

初任運転者の座学は15時間以上、実技は20時間以上の実施が求められます。本選択肢のように既定の数字を変更した問題が頻出するので、数字を確実に覚えましょう。

 

まとめ

特別な指導については、実施時期や指導時間の数字を変更した問題が頻出します。これらの数字を確実に覚えましょう。

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