運行管理者(貨物)の過去問
令和4年度 CBT
実務上の知識及び能力 問24

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問題

令和4年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

運行管理者の日常業務の記録等に関する次の記述のうち、【適切なものをすべて】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 運行管理者は、事業用自動車の運転者が他の営業所に転出し当該営業所の運転者でなくなったときは、直ちに、運転者台帳に運転者でなくなった年月日及び理由を記載して1年間保存している。
  • 運行管理者は、運行記録計により記録される「瞬間速度」、「運行距離」及び「運行時間」等により運転者の運行の実態や車両の運行の実態を分析し、運転者の日常の乗務を把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図る資料として活用しており、この運行記録計の記録を1年間保存している。
  • 運行管理者は、事業用自動車の運転者に対し、事業用自動車の構造上の特性、貨物の正しい積載方法など事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び自動車の運転に関して遵守すべき事項等について、適切に指導を行うとともに、その内容等について記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存している。
  • 運行管理者は、事業者が定めた勤務時間及び乗務時間の範囲内で、運転者が過労とならないよう十分考慮しながら、天候や道路状況などを勘案しつつ、乗務割を作成している。なお、乗務については、早めに運転者に知らせるため、事前に予定を示すことにしている。

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この過去問の解説 (3件)

01

運行管理者の日常業務の記録等に関する問題ですね。

運行管理者として働くときに絶対に必要になる知識なので押さえておきましょう。

選択肢1. 運行管理者は、事業用自動車の運転者が他の営業所に転出し当該営業所の運転者でなくなったときは、直ちに、運転者台帳に運転者でなくなった年月日及び理由を記載して1年間保存している。

この選択肢は誤りです。

正しくは、運転者でなくなった年月日から3年間保存です。

 

選択肢2. 運行管理者は、運行記録計により記録される「瞬間速度」、「運行距離」及び「運行時間」等により運転者の運行の実態や車両の運行の実態を分析し、運転者の日常の乗務を把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図る資料として活用しており、この運行記録計の記録を1年間保存している。

この選択肢は正しいです。

運行記録計により記録される「瞬間速度」、「運行距離」及び「運行時間」等により運転者の運行の実態や車両の運行の実態を分析し、運転者の日常の乗務を把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図る資料として活用し、1年間保存することとなっていますね。

選択肢3. 運行管理者は、事業用自動車の運転者に対し、事業用自動車の構造上の特性、貨物の正しい積載方法など事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び自動車の運転に関して遵守すべき事項等について、適切に指導を行うとともに、その内容等について記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存している。

この選択肢は正しいです。

運行管理者は、事業用自動車の運転者に対し、事業用自動車の構造上の特性、貨物の正しい積載方法など事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び自動車の運転を適切に指導を行うとともに、その内容等について記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存することとなっています。

選択肢4. 運行管理者は、事業者が定めた勤務時間及び乗務時間の範囲内で、運転者が過労とならないよう十分考慮しながら、天候や道路状況などを勘案しつつ、乗務割を作成している。なお、乗務については、早めに運転者に知らせるため、事前に予定を示すことにしている。

この選択肢も正しいです。

急に乗務になったと言われたら、気持ちが混乱して事故を起こしてしまう恐れがありますので、事前に知らせておきましょう。

まとめ

この問題の内容は、運行管理の仕事をしたら、絶対にいる知識なので覚えておきましょう。

参考になった数36

02

運行管理における書類の作成、保存等に関する日常業務に関する問題です。保存期間が書類により異なるので、頻出のものについては抑えておきましょう。

選択肢1. 運行管理者は、事業用自動車の運転者が他の営業所に転出し当該営業所の運転者でなくなったときは、直ちに、運転者台帳に運転者でなくなった年月日及び理由を記載して1年間保存している。

運転者台帳は異動等で当該営業所の運転者でなくなった場合、3年間当該運転者の運転者台帳を保存しておくことが定められています。そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 運行管理者は、運行記録計により記録される「瞬間速度」、「運行距離」及び「運行時間」等により運転者の運行の実態や車両の運行の実態を分析し、運転者の日常の乗務を把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図る資料として活用しており、この運行記録計の記録を1年間保存している。

運行記録計、いわゆるタコグラフの記録については1年間保存することと定められています。そのため、この選択肢は適切です。

選択肢3. 運行管理者は、事業用自動車の運転者に対し、事業用自動車の構造上の特性、貨物の正しい積載方法など事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び自動車の運転に関して遵守すべき事項等について、適切に指導を行うとともに、その内容等について記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存している。

指針により、事業用自動車の運転者に対して適切な指導を行い、その記録を営業所で3年間保存することと定められています。そのため、この選択肢は適切です。

選択肢4. 運行管理者は、事業者が定めた勤務時間及び乗務時間の範囲内で、運転者が過労とならないよう十分考慮しながら、天候や道路状況などを勘案しつつ、乗務割を作成している。なお、乗務については、早めに運転者に知らせるため、事前に予定を示すことにしている。

過労運転防止のための乗務割の作成、また乗務の予定を事前に運転者に示すことは定められておりますので、この選択肢は適切な内容です。

まとめ

日々運行のたびに作成する運行指示書や点呼記録簿は保存期間が1年、日々の運行の直接の帳票でない教育記録簿や運転者台帳等は保存期間が3年とざっくり分けられます。

参考になった数7

03

運行管理者の日常業務の記録です。貨物自動車運送事業法で保存を求められている書類は複数ありますが、1年もしくは3年の保存期間が定められています。どの場合に1年もしくは3年なのか、手元のノートに自身で整理するなどして理解を深めてください。

選択肢1. 運行管理者は、事業用自動車の運転者が他の営業所に転出し当該営業所の運転者でなくなったときは、直ちに、運転者台帳に運転者でなくなった年月日及び理由を記載して1年間保存している。

誤りです。

 

運転者台帳の保存期間は3年とされています。

選択肢2. 運行管理者は、運行記録計により記録される「瞬間速度」、「運行距離」及び「運行時間」等により運転者の運行の実態や車両の運行の実態を分析し、運転者の日常の乗務を把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図る資料として活用しており、この運行記録計の記録を1年間保存している。

正解です。

 

運行記録計の記録の保存期間は1年とされています。

選択肢3. 運行管理者は、事業用自動車の運転者に対し、事業用自動車の構造上の特性、貨物の正しい積載方法など事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び自動車の運転に関して遵守すべき事項等について、適切に指導を行うとともに、その内容等について記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存している。

正解です。

 

教育や指導の記録の保存期間は3年とされています。

選択肢4. 運行管理者は、事業者が定めた勤務時間及び乗務時間の範囲内で、運転者が過労とならないよう十分考慮しながら、天候や道路状況などを勘案しつつ、乗務割を作成している。なお、乗務については、早めに運転者に知らせるため、事前に予定を示すことにしている。

正解です。

 

運転者の気持ちの準備につながるので、乗務の予定は事前に知らせるとよいでしょう。

まとめ

貨物自動車運送事業法で出題される書類は1年間の保存が義務付けられていることが多いですが、以下の3つは3年の保存期間が求められます。非常に重要な内容ですので、長期に渡って保存が求めれると言えます。この3つをしっかり覚えるようにしましょう。

 

・運転者台帳

・事故等の記録

・教育や指導の記録

参考になった数6