運行管理者(貨物)の過去問
令和4年度 CBT
実務上の知識及び能力 問28
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問題
令和4年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
自動車の運転等に関する次の記述のうち、【適切なものを2つ】選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
- 自動車の夜間の走行時において、自車のライトと対向車のライトで、お互いの光が重なり合い、その間にいる歩行者や自転車が見えなくなることをクリープ現象という。
- 自動車の乗員が自分の両手両足で支えられる力は、自分の体重のせいぜい2~3倍が限度といわれている。これは、自動車が時速7キロメートル程度で衝突したときの力に相当することになる。このため、危険から自身を守るためにシートベルトを着用することが必要である。
- 自動車がカーブを走行するとき、自動車の重量及びカーブの半径が同一の場合に、速度を2分の1に落として走行すると遠心力の大きさは2分の1になる。
- 自動車が衝突するときの衝撃力は、速度が2倍になると4倍になる。
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この過去問の解説 (3件)
01
自動車の運転等に関する問題でした。
遠心力や衝撃力という単語が出てきているのでチェックしていきましょう。
この選択肢は誤りです。
自車のライトと対向車のライトで、お互いの光が重なり合い、その間にいる歩行者や自転車が見えなくなることを蒸発現象と言います。
この選択肢は正解です。
時速7キロであっても、ブレーキを踏んだら、前に飛び出します。
なので、シートベルトが必要です。
この選択肢は誤りです。
速度が2分の1ならば、遠心力は4分の1です。
この選択肢は正しいです。
衝撃力は、速度が2倍になると、4倍になります。
遠心力=速度の2乗。
衝撃力=速度の2乗。
と覚えておきましょう。
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02
この問題では、自動車の運転そのものに関する内容が出題されています。用語の意味等、運転免許取得時にも出たような問題もありますので、落ち着いて取り組みましょう。
クリープ現象はオートマチック車でアクセルを踏まずとも動き出す現象です。自車と対向車のライトで間にあるものが見えなくなるのはグレア現象、または蒸発現象といいます。そのため、この選択肢は誤りです。
この選択肢の文面通り、時速7㎞までの衝突しか自分の両手両足では支えられず、それ以上の速度ではたとえゆっくりでも投げ出される可能性もあります。そのため、シートベルト着用が必要であり、この選択肢は適切です。
カーブでの遠心力は速度の2乗に比例します。速度を2分の1に落とせば、遠心力は4分の1にまで落ちます。そのため、この選択肢は誤りです。
自動車の衝撃力は、速度の2乗に比例します。そのため、速度が2倍になれば衝撃力も4倍となりますので、この選択肢は適切です。
衝撃力、遠心力とも速度の2乗に比例します。そのため、速度を落とせばそれだけ事故の危険性も落ちることとなるのです。
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03
走行時には働く力や現象に関する問題です。物理学的な知識が求められますが、それほど難しくありません。言葉だけではなく、内容をイメージしながら学習すると理解しやすいでしょう。
誤りです。
選択肢の説明は蒸発現象と呼ばれます。クリープ現象とは、ATの乗用車にも見られますが、アクセルを踏まなくても車がゆっくりと動く現象を指します。
正解です。
自転車でも猛スピード(7km/h 以上)で衝突した時には前に投げ出されます。当然、それ以上の時速で運転する貨物自動車はシートベルトの着用は必須です。
誤りです。
遠心力は速度の2乗に比例して大きく(小さく)なります。すなわち、速度が2分の1になった場合、遠心力は4分の1となります。
正解です。
衝撃力は速度の2乗に比例して大きく(小さく)なります。すなわち、速度が2倍になった場合、遠心力は4倍となります。
走行時の現象は横文字(英語)が多いので覚えにくいかもしれません。横文字(英語)の日本語の意味まで理解すると、内容と紐づいて覚えやすくなりますので、少し面倒かもしれませんが辞書を引くなどして文字と内容を頭の中でリンクさせるようにしましょう。
例)ハイドロプレーニング現象(Hydroplaning)
路面が水でおおわれている時に高速で走行すると、タイヤが水膜の上を滑走することになり、ブレーキが利きにくくなる現象。「Hydro」は水の~を意味する英語なので、水膜をイメージしやすい。
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