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管理栄養士の過去問 第28回 社会・環境と健康 問5

問題

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疫学研究に関する記述である。(    )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。

A市在住の45歳以上の男性日系人を対象とした(a)研究では、飽和脂肪酸の摂取量が10 g/日以上の群に対して、10 g/日未満の群における10年間の脳卒中死亡率の( b )は2.1であった。
   1 .
a: コホート   b: 相対危険
   2 .
a: コホート   b: 寄与危険
   3 .
a: 症例対照  b: 相対危険
   4 .
a: 症例対照  b: 寄与危険
   5 .
a: 症例対照  b: オッズ比
( 第28回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問5 )
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この過去問の解説 (3件)

57
正解は 1 です。

コホート研究(前向きコホート研究)とは、ある因子の非暴露群と暴露群にわけて、疾病の発生状況を前向きに調査比較をする研究です。

この問題におきかえると、
「ある因子」とは不飽和脂肪酸の摂取量にあたります。
「非暴露群は10g/日以上」、「暴露群は10g/日未満」として群別けし、「脳卒中の死亡率」という疾病の発生状況を比較しています。
さらに、群別け後10年間にわたって「前向き」に行われる調査であり、過去に遡っての調査ではありません。

以上のことから、この研究は「コホート研究」と言えます。

また、
「相対危険」とは、暴露による罹患や、死亡のリスクが非暴露群の何倍になるかを示した指標です。

暴露群の罹患率(死亡率)/非暴露群の罹患率(死亡率)

で算出します。

「寄与危険」とは、暴露による罹患や、死亡のリスクが非暴露群とくらべてどれだけ増えたかを示す指標です。

暴露群の罹患率(死亡率)-非暴露群の罹患率(死亡率)

で算出します。


今回の設問では、非暴露群と暴露群の死亡率の対比を問われているので、bには「相対危険」が当てはまります。

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12
正解は 1 です。

「コホート研究」とは、研究開始時のリスク因子曝露の有無または曝露程度によって、対象集団を区分し、追跡後のそれぞれの群の疾病発生や疾病による死亡状況を比較する研究です。

「相対危険」とは、非曝露群に対する曝露群の疾病罹患率、または死亡率の比です。

「寄与危険」とは、曝露群の疾病頻度で、その因子に起因する部分を示す指標です。

「症例対照研究」とは、ある疾病を持った人で構成される症例群と、その疾病をもたない対照群において、リスク因子への過去の曝露状況を比較する研究です。

「オッズ比」とは、ある事象が発生する確率と発生しない確率の比です。

よって、問題文は、研究開始時のリスク因子(飽和脂肪酸摂取量)によって、対象集団を区分し、追跡後の脳卒中死亡率を比較しているので、正解は1となります。

11
正解は 1 です。

社会・環境と健康/健康状態・疾病の測定と評価からの出題です。

この調査は、飽和脂肪酸の摂取量をもとに群に分け、脳卒中の死亡率を10年間追跡調査をしているので、コホート研究となります。
コホート研究では調査結果を相対危険度で表します。
したがって、a=コホート、b=相対危険の 1 が正解とわかります。

症例対照研究は疾患に罹患している集団と罹患していない集団について、過去にさかのぼって調査する方法です。結果はオッズ比でまとめられます。

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