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管理栄養士の過去問 第27回 応用力問題 問197

問題

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Aさん、45歳、男性。会社員。特定健康診査の結果は、身長166 cm、体重71 kg、BMI 25.8 kg/m2、腹囲84 cm、血圧134/82 mmHg、血清中性脂肪値163 mg/dL、血清HDL-コレステロール値43 mg/dL、空腹時血糖値98 mg/dL であった。また、問診により以下のことが明らかとなった。服薬なし。食事は早食いである。通勤で30分は歩いているが、特に運動はしていない。飲酒量は毎日ビール中瓶1本。喫煙は20歳から1日20本。生活習慣を変えるつもりはない。
特定保健指導では、最初に、内臓脂肪蓄積のリスクを判定する(ステップ1)。次に、追加リスクをカウントし(ステップ2)、保健指導レベルを決定する。Aさんの追加リスクの数と保健指導レベルの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
追加リスクの数: 4        保健指導レベル: 積極的支援
   2 .
追加リスクの数: 2        保健指導レベル: 動機付け支援
   3 .
追加リスクの数: 2        保健指導レベル: 積極的支援
   4 .
追加リスクの数: 1        保健指導レベル: 動機付け支援
   5 .
追加リスクの数: 3        保健指導レベル: 積極的支援
( 第27回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問197 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解は 5 です。

特定保健指導では、以下のチェック項目により保健指導のレベルを決定します。

ステップ1
①腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)
②BMI(①には当てはまらないが、BMIが25以上)

ステップ2
①血糖(空腹時血糖100mg/dL以上、またはHbA1c5.2%以上)
②脂質(TG150mg/dL以上、またはHDL-Col40mg/dL未満)
③血圧(収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上)
④質問表(喫煙暦あり)

●ステップ1で①に当てはまる場合:ステップ2で2つ以上該当なら積極的支援、1つ該当なら動機付け支援。

●ステップ1で②に当てはまる場合:ステップ2で3つ以上該当なら積極的支援、1~2つ該当なら動機付け支援。

以上の法則に当てはめると、Aさんはステップ1では②に該当し、ステップ2では収縮期血圧・血清中性脂肪値・喫煙暦の3つが該当するため、追加リスク3の積極的支援となります。

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4
正解は5.【追加リスクの数:3  保健指導レベル:積極的支援】です。

特定保健指導では、健診結果に基づき、ステップを踏んで
メタボリックシンドロームのリスクに応じた保健指導レベルを決定します。

【ステップ1】
内臓脂肪蓄積のリスクを判定します。

①男性85㎝以上、女性90㎝以上の場合
内臓脂肪型肥満Aと判定されます。
②男性85㎝未満、女性90㎝未満、かつBMI25以上の場合
内臓脂肪型肥満Bと判定されます。

【ステップ2】
次の①~④の追加リスクをカウントします。

①血糖
空腹時血糖100mg/dL以上、またはHbA1c5.2%以上、または薬剤治療を受けている場合。
②脂質
中性脂肪150mg/dL以上、またはHDLコレステロール40mg/dL未満、または薬剤治療を受けている場合。
③血圧
収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上、または薬剤治療を受けている場合。
④質問表
喫煙歴あり(ただし、①から③のリスクが1つ以上の場合にのみカウントします)。


以上より、保健指導レベルを決定します。

①ステップ1で内臓脂肪型肥満Aの場合
ステップ2で2つ以上該当なら積極的支援、1つ該当なら動機付け支援となります。
②ステップ1で内臓脂肪型肥満Bの場合
ステップ2で3つ以上該当なら積極的支援、1~2つ該当なら動機付け支援となります。


本問に当てはめると、Aさんはステップ1では内臓脂肪型肥満Bに該当、
ステップ2では収縮期血圧・血清中性脂肪値・喫煙暦の3つが該当するため、
追加リスク3の積極的支援となります。

3

正解:5

内蔵脂肪蓄積のリスク判定(ステップ1)

・腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)…内臓脂肪型肥満A

・腹囲は当てはまらないが、BMIが25以上…内臓脂肪型肥満B

追加リスク(ステップ2)

・血糖(空腹時血糖値100mg/dl以上またはHbA1c5.6%以上)

・脂質(中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール40mg/dl未満)

・血圧(収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上)

・喫煙歴(上記3つのリスクが1つでもある場合リスクに追加する)

動機付け支援…内臓脂肪型肥満Aでリスクが1つ、内臓脂肪型肥満Bでリスクが1〜2つ

積極的支援…内臓脂肪型肥満Aでリスクが2つ以上、内臓脂肪型肥満Bでリスクが3つ以上

対象者の内蔵脂肪蓄積のリスク判定は腹囲は当てはまらないがBMIは25以上なので内蔵脂肪形肥満Bだと考えられます。

追加リスクは収縮期血圧が130mmHg以上、血清中性脂肪値150mg/dl以上、喫煙歴の3つが該当します。

よって、内臓脂肪型肥満Bでリスクが3つ以上により保健指導レベルは積極的支援になり、解は5となります。

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