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管理栄養士の過去問 第26回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問42

問題

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体内における空気の成分の比較である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
肺胞内の窒素分圧 > 肺胞内の酸素分圧
   2 .
大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量 > 大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量
   3 .
大動脈血に炭酸(H2CO3)の形で存在している二酸化炭素の量 >大動脈血に重炭酸イオン(HCO3-)の形で存在している二酸化炭素の量
   4 .
肺静脈血の二酸化炭素分圧 > 肺動脈血の二酸化炭素分圧
   5 .
門脈血の酸素分圧 > 肝動脈血の酸素分圧
( 第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問42 )
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この過去問の解説 (3件)

20
正解は 1 です。

大気中の窒素と酸素の割合は、窒素が約8割、酸素が約2割です。
肺胞内に入る窒素と酸素の割合は大気中と変わらないので、肺胞内の窒素分圧は酸素分圧より高くなります。

2.血液中の酸素の多くはヘモグロビンに結合しているので、大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量の方が多くなります。

3.血液で大部分の二酸化炭素は重炭酸イオンの形で存在し、運ばれているので、大動脈血に重炭酸イオン(HCO3-)の形で存在している二酸化炭素の量の方が多くなります。

4.肺静脈血は動脈が流れています。
肺動脈血には静脈が流れています。
静脈が流れている、肺動脈血の方が二酸化炭素分圧が高くなります。

5.門脈は静脈血です。
肝動脈は動脈血です。
酸素分圧は動脈の肝動脈血のほうが高くなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正解は 1 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/呼吸器系からの出題です。

1:正しい表記です。

2:血中の酸素の95%以上はヘモグロビンと結合して運ばれ、残りのごく一部が血漿中に溶解します。従って、大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量 < 大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量 となります。

3:血中の二酸化炭素の約90%は重炭酸イオン(HCO3-)として運ばれます。そのため、 大動脈血に炭酸(H2CO3)で存在している二酸化炭素の量 < 大動脈血に重炭酸イオン(HCO3-)の形で存在している二酸化炭素の量となります。

4:肺静脈には動脈血が流れ、肺動脈にはガス交換以前の静脈血が流れています。従って。肺静脈血の二酸化炭素分圧 < 肺動脈血の二酸化炭素分圧 となります。

5:門脈には消化管や膵臓などを経由した静脈血が流れていて、肝動脈には動脈血が流れています。そのため、酸素分圧は肝動脈血の方が高くなります。

2
1.空気中における気体の成分の割合は、約7割は窒素です。そのため、肺胞に入ってもその分圧は変化しないので、窒素分圧と酸素分圧を比較すると窒素分圧が大きいということになります。
よって、正しい答えとなります。

2.血液中のほとんどの酸素が赤血球のヘモグロビンと結合した形で運ばれるため、大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量の方が多いということになります。

3.動脈血中の二酸化炭素の約90%は、重炭酸イオンの形で存在しているので、大動脈血に重炭酸イオンの形で存在している二酸化炭素の量の方が多いということになります。

4.心臓の右心室から肺動脈を通った血液は、肺でガス交換されて、肺静脈を通ってまた心臓の左心房へ入ります。そのため、肺動脈を通る血液は二酸化炭素を多く含んだ血液で、肺静脈を通る血液は酸素を多く含んだ血液だということです。
ややこしいですが、肺動脈を通る血液は静脈血で、肺静脈を通る血液は動脈血なので、肺動脈血の二酸化炭素分圧の方が多いということになります。

5.門脈には各消化管を経由してきた血液が流れている静脈血なので、酸素は少ないです。
肝動脈にはこれから肝臓に酸素を送る血液である動脈血が流れているので、酸素は多いです。
つまり、肝動脈血の酸素分圧の方が多いということになります。

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