管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

健常成人の脳における代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 脳は、安静時において、全身で使われるグルコースの約2%を使用する。
  • 脳は、1日当たり約1,000 kcalのエネルギーを消費する。
  • 脳は、グリコーゲンを貯蔵する。
  • 脳では、ATPのほとんどがグルコースに由来する。
  • たんぱく質は、血液脳関門を自由に通過できる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

脳のエネルギー源はグルコースです。

1.脳は、安静時において、全身で使われるグルコースの約30%を使用します。

2.脳は、1日当たり約300~400kcalのエネルギーを消費します。

3.脳は、グリコーゲンを貯蔵しません。
主に筋肉と肝臓がグリコーゲン貯蔵します。

5.たんぱく質は、血液脳関門を自由に通過できません。
血液脳関門を通過できるのはグルコースとケトン体です。

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02

正解は 4 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/神経系からの出題です。

1:脳は体重に対する重量はそれほど多くありませんが、エネルギー消費量は多い臓器です。全身で使われるグルコースのうち約30%程度を使用します。

2:脳は基礎代謝量の約20%を消費するといわれていますので、約300kcalのエネルギーを消費します。

3:グリコーゲンを貯蔵するのは肝臓か筋肉で、脳は肝臓のグリコーゲンから供給するグルコースを消費します。

4:文章の通り。脳では血液脳関門を通過するものしか利用することができません。

5:血液脳関門を通過できるのはグルコースやケトン体のみなので、たんぱく質は通過できません。

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03

1.脳は、安静時において全身で使われるグルコースの約20%を使用します。

2.脳は、1日に消費するエネルギー量の約20%を消費します。

3.脳は、グリコーゲンを貯蔵できません。

4.脳で使われるエネルギーは、グルコースから作られたもののみです。
つまり、脳で使われるATPはそのほとんどがグルコース由来のものだということです。
よって、正しい答えとなります。

5.たんぱく質は、高分子であるため、血液脳関門を通過することはできません。

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