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管理栄養士の過去問 第26回 公衆栄養学 問164

問題

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栄養摂取量のエネルギー調整に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
   1 .
エネルギー調整は、エネルギー摂取量と相関性の低い栄養素の場合に行う。
   2 .
エネルギー調整は、エネルギー摂取量の過剰者をスクリーニングするために用いる。
   3 .
残差法によるエネルギー調整栄養素摂取量は、同じ集団内での比較に用いる。
   4 .
密度法では、エネルギーと栄養素の関連を一次回帰式で求める。
   5 .
脂肪エネルギー比率は、エネルギー調整された値である。
( 第26回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問164 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1.エネルギー調整は、エネルギー摂取量と相関性の高い栄養素の場合に行います。

2.エネルギー調整は、エネルギーの影響を取り除いた栄養素量を把握するために使う方法なので、エネルギー摂取量の過剰者をスクリーニングするために使うものではありません。

3.残差法は栄養素摂取量を総エネルギー量の一次回帰式から求める方法であり、集団における一次回帰式からその集団に属する個人の栄養素摂取量の期待(予測)値を算出し、比較します。
よって、正しい答えとなります。

4.密度法は、栄養素摂取量を総エネルギー量で割って求めます。

5.脂肪エネルギー比率とは、総脂質からの摂取エネルギーが総摂取エネルギーに占める割合のことを言うので、エネルギー調整された値だといえます。
よって、正しい答えとなります。

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1
エネルギー調整には2つの方法があります。
密度法:総摂取エネルギーあたりの摂取栄養素の割合を算出する方法。
残差法:栄養素の摂取量をエネルギー摂取量で補正する方法の一つ。残差は栄養摂取量の予測値と実測値の差です。集団内での比較に用います。

1.× 相関性の高い栄養素の場合に行います。

2.× エネルギー摂取量の異なる者を比較するために用いられます。

3.○ 正しい。

4.× 残差法ではエネルギーと栄養素の関連を一次回帰式(y=ax+b)で求めます。
例)ある集団の総エネルギー摂取量(x=2000kkcal),たんぱく質摂取量(y)の間にy=0.03x+20が成り立つ。この時y=80gである。

5.○ 正しい。

よって正解は3、5です。

0
エネルギーを基準としてそれぞれの栄養素の摂取量を表現すると、個人ごとの必要量や理想量の違いをある程度考慮できるため、調整を行います。
○密度法…エネルギーを持つ栄養素では総エネルギー摂取量に占める各栄養素摂取量の割合をエネルギー%やPFCエネルギー比率、エネルギーを持たない栄養素では総エネルギー1000kcalを摂取した場合の摂取量として表現する方法です。
○残渣法…栄養素の摂取量とエネルギー摂取量を用いて回帰分析を行い、その残渣を用いる方法です。

1. エネルギー調整はエネルギー摂取量と相関性が高い栄養素の場合行うので誤となります。

2. エネルギー調整はエネルギー摂取の異なる場合に行うので誤となります。

3. 残渣法は単位が摂取量そのもののままであり、同じデータを用いた場合、栄養密度法に比べて分布がやや広くなるため、集団内での相対的な個人の特徴をつかみやすいため正となります。

4. 密度法は、総エネルギー摂取量を分母に、注目している栄養素摂取量を分子にした値で表す方法です。回帰直線を計算するのは残渣法であるので誤となります。

5. 脂肪エネルギー比率は、エネルギーを調整した値であるので正となります。

よって正解は、3.と5. となります。

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