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管理栄養士の過去問 第25回 臨床栄養学 問131

問題

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 53歳女性。身長155 cm、体重68 kg(BMI 28.3 kg/m2)、ウエスト周囲径92cm、血圧120/70 mmHg、空腹時血糖値80 mg/dL、血清LDL‐コレステロール値162 mg/dL、血清HDL‐コレステロール値42 mg/dL、血清トリグリセリド値140 mg/dLであった。食欲旺盛であり太り気味だったが、特に何もしていない。本症例の治療に関する記述である。 正しいのはどれか。
   1 .
超低エネルギー食を指導する。
   2 .
食生活セルフチェック表の記録を勧める。
   3 .
1か月間の減量目標は、現体重の20%減に設定する。
   4 .
エネルギー出納を正にする。
   5 .
食欲抑制剤を使用する。
( 第25回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問131 )
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この過去問の解説 (3件)

7

1. 超低エネルギー食は、600kcal/日以内の食事をさします。BMI30以上で健康障害を改善するために大幅な体重減少を必要とする場合に用いられます。この場合は、BMIは30以下なので低エネルギー食は用いません。よって誤となります。

2. この女性の場合、生活習慣の改善(食生活や運動習慣)が重要となり、食生活セルフチェック表の記録をすることで、自分の食生活の課題に気づき、目標設定をして行動変容につなげることができるので正となります。

3. 現体重の20%は、68kg×0.2=13.6kgとなります。1か月の減量目標としては大きすぎるので誤となります。1か月の目標としては、1~2kg程度が望ましい数値です。

4. エネルギー出納とは、摂取エネルギーから消費エネルギーを引いて求めます。これが正となることは、消費エネルギーより摂取エネルギーが大きいということになります。減量するためには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが大きくならなければいけないので誤となります。

5. 食欲抑制剤マジンドールは、BMI35以上の患者のみに使用できるので誤となります。

よって正解は、2. となります。

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3
1.超低エネルギー食ではなく、低エネルギー食を指導します。超低エネルギー食は600kcal/日以下のエネルギー制限食です。BMIが30を超えた場合に適用されるので、この症例では適用されません。

2.食生活セルフチェック表で記録することで、自分がどれだけの量を食べたかなどが分かるようになるので、食事改善にもつながります。
よって、正しい答えです。

3.1か月間の減量目標は、現体重の5%減に設定します。

4.エネルギー出納は正ではなく、負にします。
エネルギー出納とは、エネルギー収支のバランスのことです。消費エネルギー量より摂取エネルギー量が多ければ「正」、少なければ「負」になります。この症例の場合、エネルギーを摂取しすぎていて減量が必要なので負にします。

5.食欲抑制剤は使用しません。食事療法と運動療法で指導します。

1
1 . 超低エネルギー食を指導する。

2.正解です。食生活セルフチェック表は患者の食生活を調べるため有効です。

また患者は太っていることを特に気にしていないことから、食事内容や量への意識が低いと考えられます。
よって食生活セルフチェック表の記録を勧めることで患者自身が食生活を振り返り、問題に気がつくことができます。

3 . 1か月間の減量目標は、現体重の5~10%が理想です。

4 .症例では患者は肥満であるため、エネルギー出納を負にします。

5 . 糖尿病の治療は食事・運動指導が基本であり好ましい効果が出ずやむを得ない時や重症など特別な場合に薬をします。

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