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管理栄養士の過去問 第33回 臨床栄養学 問142

問題

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褥瘡に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
   1 .
大転子部は、好発部位である。
   2 .
貧血は、内的因子である。
   3 .
十分なたんぱく質の摂取量が必要である。
   4 .
亜鉛の摂取量を制限する。
   5 .
30度側臥位は、予防となる。
( 第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問142 )
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この過去問の解説 (3件)

5
正解:4

褥瘡とは、寝たきりなどが原因で体位変換が出来ないと、体重で長時間圧迫された皮膚の血流が悪くなることで、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、皮膚の一部に発赤、ただれ、傷ができてしまうことです。

1:大転子部は、好発部位である。
→正しいです。
褥瘡は、骨の突き出しで強く圧迫される部分にできやすくなります。そのため、仙骨部、尾骨部、踵骨部、大転子部などが好発部位です。

2:貧血は、内的因子である。
→正しいです。
貧血や低アルブミン血症などの状態は、組織の耐久性を低下させるため、褥瘡のリスクを高めます。

3:十分なたんぱく質の摂取量が必要である。
→正しいです。
褥瘡からの浸出液にはたんぱく質が多く含まれ、炎症によって異化も亢進しています。また、創傷の治癒のためにもたんぱく質が必要となるため、十分なたんぱく質の摂取が必要です。

4:亜鉛の摂取量を制限する。
→間違いです。
亜鉛はたんぱく質合成など細胞機能の維持のために必要な栄養素であり、不足しないように摂取する必要があります。

5:30度側臥位は、予防となる。
→正しいです。
30度側臥位は、お尻の筋肉で体重を支えることで、接触面積を広くし、かかる力を分散することができます。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
1.大転子部は、好発部位であるので〇です。

2 . 貧血は、内的因子であるので〇です。

3 . 組織の形成のため、十分なたんぱく質の摂取量が必要であるので〇です。

4 . 亜鉛の摂取量は増やすので×です。

5 . 30度側臥位は、体にかかる圧力が分散するため予防となるので〇です。

よって、正解は4です。

2
正解は【4】です。
この問題は「誤っているもの」を選択します。間違えないようにしましょう。

<褥瘡について>
◆原因
・外的因子:組織圧迫
・内的因子:低栄養(たんぱく質欠乏)、糖尿病、貧血、加齢
◆好発部位
・仙骨部
・大転子部
・尾骨部
・踵骨部
◆治療方法
・圧迫の除去、緩和
・高たんぱく質食
・水分補給


1 . 大転子部は、好発部位である。
○他には、仙骨部・尾骨部・踵骨部に好発します。

2 . 貧血は、内的因子である。
○他には、低栄養・糖尿病・加齢などが内的因子です。

3 . 十分なたんぱく質の摂取量が必要である。
○組織の代謝・再生に必要なたんぱく質を十分に摂取することが必要です。

4 . 亜鉛の摂取量を制限する。
×亜鉛欠乏が治癒を遅らせることが報告されており、亜鉛摂取量の制限は逆効果となります。

5 . 30度側臥位は、予防となる。
○長期間同じ部位の圧迫を避けるため、骨が当たりにくく、なるべく広い面積で体重を分散させる「30度側臥位」が有効とされています。

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