管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問26

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

糖質・脂質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • β酸化は、リソソームで行われる。
  • 肝臓では、グルコース6-リン酸からグルコースが生成される。
  • ペントースリン酸回路は、ゴルジ体に存在する。
  • 解糖系は、ミトコンドリアに存在する。
  • 脂肪酸合成は、核で行われる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

1:β酸化はミトコンドリアで行われます。脂肪酸のβ酸化によりアセチルCoAが生成されます。

3:ペントースリン酸回路は、細胞質に存在します。ペントースリン酸回路では、五炭糖リン酸とNADPHが生成されます。

4:解糖系は、細胞質に存在します。解糖系では、グルコースがピルビン酸または乳酸にまで分解されます。

5:脂肪酸合成は、細胞質ゾルで行われます。アセチルCoAが材料となり、アセチルCoAカルボキシラーゼと脂肪酸合成酵素が関与します。

参考になった数69

02

正解は 2 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/アミノ酸・たんぱく質・糖質・脂質の代謝からの出題です。

1.β酸化は、ミトコンドリアで行われる脂肪酸酸化の主な経路です。

2.記載の通りです。グルコース6-ホスファターゼはは肝臓や腎臓にはありますが筋肉には存在しないため、筋肉では筋グリコーゲンはグルコースに分解されません。

3.ペントースリン酸回路は細胞質に存在します。

4.解糖系は細胞質に存在します。

5.脂肪酸合成は細胞質で行われます。

参考になった数12

03

正解は 2 です。

1 β酸化はミトコンドリア内で行われ、生成されたアセチルCoAはTCAサイクルによって代謝されます。

3 ペントースリン酸回路は細胞質内にあります。

4 解糖系は細胞質内にある嫌気的反応経路です。
  グルコースは、ピルビン酸にまで代謝されたあと、好気的条件下においてはミトコンドリア内のTCAサイクルに運ばれます。また嫌気的条件下では、細胞質内のコリ回路に入り乳酸が生成されます。

5 脂肪酸合成は細胞質内で行われます。

参考になった数10