管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
情報伝達に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- インスリンは、肝細胞のグルコース輸送体(GLUT2)に作用する。
- アドレナリン受容体は、核内受容体である。
- cAMP(サイクリックAMP)は、セカンドメッセンジャーである。
- 肝細胞のグルカゴン受容体刺激は、グリコーゲン合成を促進する。
- 交感神経終末の伝達物質は、アセチルコリンである。
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/個体の恒常性(ホメオスタシス)とその調節機構からの出題です。
1.インスリンは、脂肪細胞や筋細胞上に存在するGLUT4に作用します。
2.アドレナリンの受容体は細胞膜に存在します。
3.記載の通りです。セカンドメッセンジャーとは、細胞膜を通過できないホルモンなどが、細胞膜の受容体に結合したときに合成される化学物質のことです。
4.グルカゴンは血糖値上昇に働くホルモンですので、グリコーゲン合成を抑制します。
5.交感神経終末の伝達物質は、ノルアドレナリンです。
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02
1 GLUT2は主に肝細胞や膵臓のランゲルハンスβ細胞に存在するグルコースの受容体で、インスリンの作用に関係なくグルコースを輸送します。
2 アドレナリンは水溶性のホルモンであるため細胞膜を通過することが出来ないので、受容体は細胞膜にあります。
4 グルカゴンは血糖値の上昇作用をもつホルモンであるため、グリコーゲンの分解に関与します。
5 交感神経終末の伝達物質はノルアドレナリンです。
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03
1:インスリンが、細胞膜表面のインスリン受容体に作用することにより、グルコースが血中から細胞内に取り込まれます。
2:受容体には、細胞膜受容体と核内受容体があります。アドレナリン受容体は、細胞膜受容体です。
3:細胞外の情報は、ホルモンなどの情報伝達物質によって細胞内に伝えられます。さらに細胞内では、cAMPやIP3(イノシトール三リン酸)などのセカンドメッセンジャーの情報に変換されて伝達されます。
4:グルカゴンの主な働きは、肝細胞におけるグリコーゲンの分解と糖新生の亢進です。
5:交感神経終末の伝達物質は、ノルアドレナリンです。
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