管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
血液検査に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- HbA1cは、過去1~2週間の血糖値を反映する。
- CRP(C反応性たんぱく質)は、炎症の指標として利用される。
- PSAは、胃がんの腫瘍マーカーである。
- ALTは、ASTより肝特異性が高い。
- 血清アルブミン値は、ネフローゼ症候群で上昇する。
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患診断の概要からの出題です。
1.HbA1cが反映するのは、過去2か月程度の血糖値の状態です。
2.記載の通りです。疾患を特定することはできませんが炎症の有無を判断するのに役立ちます。
3.PSAは、前立腺がんの腫瘍マーカーです。胃がんの腫瘍マーカーにはCEA、STNなどがあります。
4.記載の通りです。ALTは肝臓に最も多いので、肝特異性が高くなります。
5.ネフローゼ症候群では血清アルブミン値は低下します。たんぱく尿としてアルブミンが尿中に排泄されてしまうためです。
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02
1 HbA1cは、過去1~2か月の平均血糖値を反映します。
HbA1cとは、グリコヘモグロビンのことで、血中のグルコースとヘモグロビンが結合した状態の物質です。
3 PSAは前立腺がんの腫瘍マーカーです。
PSAは主に前立腺から精液に分泌されるたんぱく質ですが、血中にも存在します。他の臓器のがんではこの血中濃度に変化はなく、前立腺がんに罹患すると血中濃度が高くなることから、前立腺がんの腫瘍マーカーとして用いられています。
5 血清アルブミン値は、ネフローゼ症候群では低下します。
ネフローゼ症候群とは腎臓のろ過機能が低下し、人体に必要なたんぱく質も体外に排出してしまう状態のことです。
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03
1:HbA1cは、過去1~2か月間の血糖値を反映します。
3:PSAは、前立腺がんの腫瘍マーカーです。
5:血清アルブミン値は、ネフローゼ症候群では低下します。
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