管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問30

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

症候と検査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により生じる。
  • 直腸温は、腋窩温より低い。
  • チアノーゼは、血清クレアチニン値の上昇により生じる。
  • 吐血は、呼吸器からの出血である。
  • 黄疸は、血清ビリルビン値の上昇により生じる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

1 浮腫は血漿膠質浸透圧が低くなると発症します。血漿膠質浸透圧とは、血漿中のアルブミンなどのタンパク質が、間質液を引き付ける圧力のことです。この圧力が低いと、間質液が増加し浮腫を生じます。

2 直腸温は腋下温よりも高温です。体温は、直腸温、口腔温、腋下温で計測され、直腸温が最も高く、腋下温が最も低くなります。

3 チアノーゼは還元ヘモグロビンの上昇によって生じます。

4 吐血は消化管からの出血、喀血は呼吸器からの出血のことを言います。

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02

正解は 5 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患診断の概要からの出題です。

1.浮腫は、血漿膠質浸透圧の低下によって生じます。血漿膠質浸透圧は低下すると血管内に入る水分が減少して、組織に水分が貯留して浮腫となります。

2.直腸温の方が腋窩温よりも0.8~0.9℃ほど高くなるとされています。

3.チアノーゼは、還元ヘモグロビン値が5g/dl以上になった時に生じる症状です。

4.吐血は消化器からの出血です。呼吸器からの出血は喀血です。

5.記載の通りです。黄疸とは増加したビリルビンが血管外に浸透して、組織を黄色く染めている状態です。

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03

正解は 5 です。

1:浮腫とは、組織間液が異常に増加し、腫脹して見える状態のことです。

2:直腸温は、腋下温よりも高いです。

3:チアノーゼは、還元ヘモグロビンが増加した状態です。動脈血の酸素飽和度低下、または皮膚・粘膜の血流の低下で生じます。

4:吐血は、消化管からの出血が口腔から排出されることです。呼吸器における出血は、喀血といいます。

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