管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
疾患の治療に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 移植片対宿主反応は、輸血製剤中の赤血球が組織を傷害することをいう。
- 放射線治療では、食欲が増進する。
- 血液透析は、腹膜を用いた血液浄化法である。
- 心房細動には、人エペースメーカ植込を行う。
- アルブミン製剤の投与は、成分輸血にあたる。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 5 です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患治療の概要からの出題です。
1.移植片対宿主反応とは、移植された免疫担当細胞が宿主の組織を攻撃する反応のことで、リンパ球が該当します。
2.放射線治療では食欲が低下します。食欲低下は代表的な副作用の一つです。
3.血液透析は人工膜を用いて血液浄化を行います。腹膜を用いるのは、腹膜透析です。
4.心房細動では主に薬物療法が行われます。人工ペースメーカーは徐脈性の不整脈などで用いられることが一般的です。
5.記載の通りです。成分輸血とは、必要な成分のみを用いる方法のことを言います。
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02
1 移植片対宿主反応とは、移植された血液のリンパ球が、患者の身体を非自己と判断し免疫反応が起きてしまうことです。
2 放射線治療では食欲が低下します。
3 血液透析とは、患者の血液を体外に出して、ダイアライザーという装置の中で透析を行う方法です。医療機関で行うため通院の必要がありますが、透析の効率は高いです。
一方、腹膜透析とは患者の腹膜に透析液を注入して、体内で透析を行う方法です。在宅での管理が可能ですが、透析効率は低くなります。
4 心房細動の治療は、一般的に薬物で行います。必要な場合には、ペースメーカーの埋込も行いますがすべての症例に行うわけではありません。
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03
1:移植片対宿主反応は、自己とは異なるものに対する免疫反応です。
2:放射線治療では、食欲が低下します。
3:血液透析は、主として前腕の静脈と動脈を手術でつなぎ、そこから血液を抜いて、血液透析装置を通して血液浄化を行う方法です。腹膜を用いるのは、腹膜透析という方法です。
4:すべての心房細動にペースメーカー埋め込みが必要なわけではありません。
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