管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問36
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
炎症性腸疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- クローン病は、S状結腸に好発する。
- 潰瘍性大腸炎は、大腸がんのリスク因子である。
- クローン病は、50歳代に好発する。
- クローン病の活動期では、食物繊維の摂取を勧める。
- 潰瘍性大腸炎の患者数は、クローン病より少ない。
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/消化器系からの出題です。
1.クローン病が好発する部位は、小腸の回盲部です。
2.記載の通りです。罹患部位が広範囲にわたる場合に、特にリスクが高いことが知られています。
3.クローン病は10代後半から20代にかけて、発症が好発します。
4.クローン病の治療では栄養療法がとられ、症状を悪化させる食物繊維や高脂肪食は避けられます。
5.患者数では潰瘍性大腸炎の患者数の方が上回ります。
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02
クローン病では、口唇から肛門までのあらゆる部位に病変が生じます。患者は若年層に多いです。急性期には絶食とし、完全静脈栄養法または経腸栄養法が適用されます。食事摂取可能となったら、高エネルギー・低脂肪・低残渣の食事療法を行います。
潰瘍性大腸炎では大腸にのみ病変が生じます。こちらも患者は若年層に多いです。
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03
1 クローン病は消化管の全てに炎症が生じますが、特に回腸部分に多く発生します。
3 クローン病は10~20代の若者に多く発症しています。
4 活動期は炎症が激しく経口摂取による栄養療法が困難なため、静脈栄養や経腸栄養が用いられることが多くなります。
5 クローン病の患者数よりも、潰瘍性大腸炎の患者の方が多くいます。
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