管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
循環器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 肺動脈を流れる血液は、動脈血である。
- 副交感神経の興奮により、心拍数は増加する。
- 心拍出量は、成人で安静時に約5L/分である。
- 血圧が上昇すると、レニンの分泌が増加する。
- 左心室の壁厚は、右心室の壁厚よりも薄い。
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/循環器系からの出題です。
1.全身の血液は静脈から右心房に流れ、右心室から肺動脈に流れます。そのため、肺動脈に流れているのは静脈血です。
2.心拍数は交感神経が優位になると増加します。
3.記載の通りです。1分間に70回程度の心拍数と、1回の心排出量が70㎖程度とすると、約5ℓとなります。
4.レニンは血圧や血流量の低下があると腎臓から分泌されます。ですから血圧が上昇するとレニンの分泌は低下します。
5.左心室からは大動脈が出ていて全身へ血液を送る働きがあるので、圧力は大きくなります。そのため、左心室の壁の厚さは右心室よりも厚くなるような構造となっています。
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02
1:肺に向かう血管を「肺動脈」、肺から出ていく血管を「肺静脈」といいます。肺動脈を流れる血液は、これから肺でガス交換を受ける血液なので、静脈血です。
2:副交感神経の興奮により、心拍数は減少します。それに対して、交感神経の興奮により、心拍数は増加します。
4:腎臓からレニンが分泌されると、アンジオテンシノーゲンが活性化され、血圧が上昇します。同時に、アルドステロンの分泌促進とレニンの分泌が抑制されます。
5:動脈血を送り出す左心室の方が、壁が厚いです。
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03
1 肺動脈を流れる血液は、静脈血です。全身を巡って戻ってきた血液が、右心室から肺動脈に送り出され肺で酸素と二酸化炭素の交換を行います。
2 交感神経の興奮により心拍数は高まります。一方副交感神経の興奮により、心拍数は減少します。
4 レニンーアンジオテンシン系とは、血圧を上昇させる機構のことです。よって血圧が低いときに働き、血圧を上昇させようとします。
5 左心室の壁厚は、右心室よりも厚くなっています。左心室は大動脈に血液を送ります。よって、全身に血液が回るよう、心室壁が厚くなっています。
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