管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

腎・尿路系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 尿細管で再吸収される原尿は、糸球体でろ過された量の約1%である。
  • 血液中の赤血球は、糸球体でろ過される。
  • エリスロポエチンは、カルシウムの再吸収を促進する。
  • レニンは、尿管から分泌される。
  • 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は、ナトリウムの排泄を促進する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

1:原尿の99%が尿細管で再吸収されます。

2:赤血球は糸球体では濾過されません。濾過されるのは、水、アミノ酸、グルコースのような低分子物質や、無機イオンなどの微粒子です。

3:腎臓で産生されるエリスロポエチンは、骨髄に働き赤血球の産生を刺激します。

4:レニンは腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。

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02

正解は 5 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/腎・尿路系からの出題です。

1.糸球体で濾過された原尿は、最終的には約99%が再吸収されます。

2.血液中の赤血球は糸球体では濾過されません。糸球体は毛細血管が束になったものなので、大きな分子のたんぱく質や血球などは濾過できません。

3.カルシウムの再吸収を促進するのは、副甲状腺ホルモンのパラトルモンです。エリスロポエチンは骨髄での赤血球産生を促進します。

4.レニンは傍糸球体装置から分泌されます。

5.記載の通りです。集合管でナトリウムの再吸収を抑制して、尿量を増加させます。

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03

正解は 5 です。

1 原尿の99%は再吸収されます。1%が尿として排出されます。

2 赤血球は糸球体でろ過されません。
水、グルコース、電解質、血漿成分のうち低分子の物など、基底膜を通過できる大きさのものがろ過されます。

3 エリスロポエチンとは腎臓から分泌され、赤血球の増殖と成熟に関与するホルモンです。

4 レニンは腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。

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