管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
神経疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏でみられる。
- ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、太い血管に生じる脳梗塞である。
- くも膜下出血は、脳実質内の出血である。
- パーキンソン病では、脳内のドーパミンが欠乏している。
- アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈の変性によって生じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1欠乏による脳症です。
2:ラクナ梗塞は、細い血管に生じる脳梗塞です。
3:脳は、外側から硬膜、くも膜、軟膜という3枚の膜でおおわれています。くも膜下出血は、くも膜の下(内側)に出血が起こるものをいいます。
5:アテローム硬化は、別名を粥状硬化といいます。アテローム硬化性脳梗塞は、頸動脈や頭蓋内の比較的太い動脈の硬化が原因となって起こる脳梗塞です。
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02
1 ウェルニッケ脳症はビタミンB1の欠乏によっておこり、眼球運動障害や運動失調などを引き起こします。
2 ラクナ梗塞とは、脳の細い血管が高血圧などにより締め付けられ徐々に詰まっていき塞栓ができてしまった状態です。日本人の脳梗塞の多くはこれに当たります。
3 くも膜下出血とは、くも膜下腔におこる出血のことです。脳実質の出血は脳内出血と呼ばれます。
5 アテローム血栓性脳梗塞は、脳の比較的太い動脈血管に生じます。
アテローム動脈硬化とは、粥状動脈硬化ともいいます。LDLコレステロールが動脈壁に付着し、粥腫を形成することによって、血管内の血流量が減少したり、遮断されたりします。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/神経系からの出題です。
1.ウェルニッケ脳症はビタミンB1の欠乏で見られます。
2.ラクナ梗塞は細い血管に生じる脳梗塞です。
3.脳実質内の出血は脳出血で、くも膜下出血はくも膜下腔への出血です。
4.記載の通りです。ドーパミン産生の低下が発症につながります。
5.アテローム血栓性脳梗塞は、主幹動脈の変性によって生じます。
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