管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問40
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
自己免疫異常によって起こる内分泌疾患である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 先端巨大症
- 褐色細胞腫
- クッシング症候群
- 原発性アルドステロン症
- バセドウ病
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この過去問の解説 (3件)
01
1:先端巨大症は、成長ホルモンの過剰分泌によって引き起こされます。原因の多くは、下垂体前葉にできる腫瘍です。
2:褐色細胞腫は、副腎髄質あるいは脊髄に沿った交感神経節細胞にできる腫瘍のことです。
3:クッシング症候群は、コルチゾールの過剰分泌によって引き起こされます。原因は、下垂体前葉に腫瘍ができ、そこから副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されるものと、副腎皮質の腫瘍によるものがあります。
4:原発性アルドステロン症は、アルドステロンの過剰分泌によって引き起こされます。原因は、副腎皮質球状層の腺腫・癌腫・過形成です。
5:バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされます。原因は、甲状腺の甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体に対する自己抗体が産生され、これが受容体を活性化するためです。
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02
1 先端巨大症は下垂体にできる良性の腫瘍が原因となり、成長ホルモンが過剰分泌される病気です。手足の肥大化や、顔つきの変化が主な症状で発症に男女差はありません。
2 褐色細胞腫とは副腎髄質、もしくは交感神経節にできる腫瘍のことです。
カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)の分泌が過剰になり高血圧や発汗過多、代謝亢進などの症状を示します。
3 クッシング症候群とは副腎皮質からコルチゾールが過剰分泌されるにより、満月様顔貌や中心性肥満、高血圧などを引き起こる病気です。
4 原発性アルドステロン症とは副腎皮質からアルドステロンが過剰分泌されることによって、ナトリウムや水分の再吸収が亢進し、高血圧が引き起こされる病気です。
この場合手術で高血圧を治療することが出来ます。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/内分泌系からの出題です。
1.先端巨大症は下垂体腺腫から過剰な成長ホルモンが分泌されると発症します。
2.褐色細胞腫はカテコールアミンが過剰分泌される疾患です。腫瘍が原因です。
3.クッシング症候群はコルチゾールの過剰分泌で起こります。副腎皮質の腺腫やがんなどが原因です。
4.原発性アルドステロン症は、アルドステロンの過剰分泌で起こります。副腎皮質に腺腫やがんができることが原因です。
5.バセドウ病は甲状腺に対する自己抗体によって起こる自己免疫疾患です。
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