管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問48

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • IV型アレルギー反応は、免疫複合体の組織沈着により生じる。
  • I 型アレルギー反応には、ヒスタミンが関与する。
  • 花粉症は、IV型アレルギー反応である。
  • II 型アレルギー反応は、細胞性免疫による。
  • 自己免疫性溶血性貧血は、III 型アレルギー反応である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

Ⅰ型アレルギーは、即時型アレルギーともいわれ、IgEに依存的な反応です。食物アレルギー、花粉症などが該当します。

Ⅱ型アレルギーは、細胞毒性型または細胞融解型アレルギーです。自己免疫性貧血、血液型不適合による溶血などが該当します。

Ⅲ型アレルギーは、免疫複合体による組織障害です。糸球体腎炎、リウマチ熱などが該当します。

Ⅳ型アレルギーは、遅延型アレルギーまたは細胞免疫型アレルギーともいわれます。ツベルクリン反応などが該当します。

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02

正解は 2 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/免疫、アレルギーからの出題です。

1.免疫複合体とは抗原と抗体の複合物のことで、組織沈着によって障害を起こすのはⅢ型アレルギーです。

2.記載の通りです。Ⅰ型アレルギーは、抗原とIgEが結合して、ヒスタミンなどの化学伝達物質を放出して起こります。

3.花粉症はⅠ型アレルギー反応です。

4.細胞性免疫によるアレルギーはⅣ型です。Ⅱ型は細胞傷害によって起こります。

5.自己免疫性溶血性貧血はⅡ型アレルギーです。赤血球膜にある抗原と産生された自己抗体が反応して起こります。

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03

正解は 2 です


1 Ⅳ型はTリンパ球やマクロファージなどの細胞性免疫が原因となっておこるアレルギー反応です。

3 花粉症はⅠ型アレルギー反応です。Ⅰ型はIgE抗体の付着した肥満細胞に抗原が結合し、ヒスタミンが放出されることによりおこります。

4 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ型アレルギーは体液性免疫、Ⅳ型アレルギーは細胞性免疫によるアレルギーです。

5 自己免疫性溶血性貧血はⅡ型アレルギーです。

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