管理栄養士の過去問
第28回
食べ物と健康 問62

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

食品添加物の1日摂取許容量(ADI)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ヒト試験によって求められる。
  • 種差と個人差を考慮した安全係数には、10が使われる。
  • 1年間摂取し続けても影響を受けない量のことである。
  • 最大無毒性量を安全係数で除して算出される。
  • 単位は、mg/kg体重/年で示される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

1 マウスやラットなどの動物実験をもとに数値が定められます。

2 安全係数には100が使われます。
これは動物と人の種差を考慮し10倍を、さらに個人差を考慮し10倍を乗じて出された数値です。

3 人が一生食べ続けても影響を受けない量です。

5 単位は㎎/㎏体重/日です。

ADI=最大無毒性量(㎎/㎏/日)/安全係数(100)

ADIが0.1㎎/㎏/日の添加物があった場合、体重50㎏の人が一日に摂取して良い量は5㎎です。

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02

正解は 4 です。

1日摂取許容量(ADI)とは、人がある物質を生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に悪影響が出ないと推定される量のことです。残留農薬や食品添加物のなどの慢性的なリスクの評価に用いられます。

1、 マウスやラットなどを用いる動物実験によって求められます。

2、 安全係数とは、動物実験によって得られた無毒性量に対して、さらに安全性を考慮するために用いる係数です。無毒性量*を安全係数で割ることで、1日許容摂取量を求めることができます。
種差(動物とヒトとの差)として10、さらに個人差(ヒトとヒトとの間の個体差)として10の安全率を見込み、それらをかけ合わせた100を安全係数として用います。
*最大無毒性量とは、動物実験から求められた無毒性量の最小値のことです。
3、 1年間ではなく、一生涯にわたり摂取し続けても影響を受けない量のことです。

4、 文章通りです。

5、 単位は、㎎/㎏体重/日で示されます。

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03

正解は 4 です。

食べ物と健康/食の安全性からの出題です。

1.動物実験(マウスやラットなど)で求められています。

2.安全係数では100が使われています。

3.一生涯にわたって摂取し続けても影響を受けないとされている量です。

4.記載の通りです。最大無毒性量とは、各種の動物実験から求められた無毒性量の最小値のことです。

5.単位は、mg/㎏体重/日で示されます。

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