管理栄養士の過去問
第28回
基礎栄養学 問83
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
コレステロールと胆汁酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- コレステロールから胆汁酸への代謝は、胆嚢で行われる。
- 分泌された胆汁酸は、十二指腸で吸収される。
- 分泌された胆汁酸は、腸内細菌によって二次胆汁酸へ代謝される。
- コレステロール合成は、細胞内にコレステロールが蓄積すると促進される。
- 肝臓のコレステロールは、LDLに取り込まれて血中に分泌される。
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この過去問の解説 (3件)
01
胆汁酸は、胆汁の主成分のひとつで、脂肪酸を乳化するはたらきがあります。コレステロールを原料にして、肝臓で生成されます。
1、 コレステロールから胆汁酸への代謝は、肝臓で行われます。胆嚢は、肝臓で作られた胆汁を貯蔵する器官です。
2、 十二指腸で分泌された胆汁酸は、回腸で再吸収されます。
3、 文章通りです。
肝臓で合成されるものを一次胆汁酸、腸内細菌によって生成されるものを二次胆汁酸といいます。
4、 コレステロールの合成は、細胞内のコレステロールが減少すると、促進されます。
5、 肝臓のコレステロールは、VLDLに取り込まれて、血中に分泌されます。VLDLは、中性脂肪をを末梢組織に運搬した後,コレステロールに富んだLDLになります。
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02
1 コレステロールから胆汁酸への代謝は、肝臓で行われます。肝臓で合成された胆汁酸を一次胆汁酸といいます。
2 胆汁酸は十二指腸で分泌されます。これらのほとんどは回腸で再吸収されます。
4 コレステロールの合成は、細胞内のコレステロールが減少すると促進されます。
これは肝臓に取り込まれたコレステロールの量によって、生体合成量を調節するHMG-CoA還元酵素という律速酵素の働きによります。
5 肝臓中のコレステロールは、まずVLDLとしてトリグリセリドとともに放出され、トリグリセリドを末梢神経に分配します。VLDLからトリグリセリドが引き抜かれて少なくなったものをIDL、LDLと言います。
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03
基礎栄養学/脂質の栄養からの出題です。
1.コレステロールから胆汁酸への代謝は肝臓で行われます。
2.分泌された胆汁酸は回腸で再吸収されます。
3.記載の通りです。肝臓で合成される胆汁酸を一次胆汁酸、大腸内で腸内細菌によって代謝を受けた胆汁酸を二次胆汁酸といいます。
4.コレステロールの合成は、細胞内にコレステロールが蓄積するとフィードバック阻害を受けるので抑制されます。
5.肝臓のコレステロールはVLDLに取り込まれて血中に分泌されます。
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